建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
ベルリンタワーとも称されるベルリン最高の高さを誇るテレビ塔に登りました。ドイツ語でFernsehturmはテレビ塔の意味。現代ベルリンの都心部ミッテ地区のアレキサンダープラッツに位置し、象徴として屹立しています。建物の高さが平均的に調整された街並みのベルリンにあっては、どこからでも見えてしまうランドマークです。

東ドイツ(ドイツ民主共和国  GDRもしくはDDR)時代の1965年から69年にかけて建設されたもので、当時は高さ365メートル。これは当時の東ドイツの工業力を顕示するプロジェクトであったようです。
設計はヘルマン・ヘンゼルマン
Hermann Henselmann。戦前期バウハウスの影響を受け活用していた建築家ででした。

元来、戦後1950年代、ベルリンの都市建設に際して2つの大きな設計競技(コンペ)が行われていきます。
西ドイツ
政府・ベルリン州(西)政府が主催した都市構想コンペ「首都ベルリン」に対抗するように、東ドイツ政府はこれをボイコットして東ベルリン地区で「ドイツ民主共和国首都ベルリンの社会主義的都心改造」と銘打った設計競技を開催。シュプレー川からアレクサンダープラッツ間へ至る大集会用広場とマルクス・エンゲルス広場の周辺計画が構想されました。このコンペにヘルマン・ヘンゼルマンとイェルグ・シュトライトパートJörg Streitparthは円球形の展望台を提案、しかし結果は落選。しかしその後1960年代半ば、東ドイツ建国20周年を祝う記念碑、東ドイツの通信網整備の拠点、さらに東ベルリンのシンボルタワーとしてヘルマン・ヘンゼルマンとイェルグ・シュトライトパートの構想案が復活、そこから実現されていったのです。

当時、西側の「首都ベルリン」にはコルビュジェをはじめ自由主義体制諸国の名だたる建築家が参画し、イギリスのスミッソン夫妻(ピーター&アリソン・スミッソン)が優勝しています。
また出来上がったテレビ塔を見上げ、西側のジャーナリストたちはこの塔を「Telespargel」(テレ・アスパラガス)と呼んだとのこと。ベルリンを歩いている際に、そう言われればそう見えてくるのだから不思議です。


その後、新たなアンテナを立てたため、現在は368メートル。塔からの眺めは大ベルリンの市街地を望むばかりでなく、遥かブランデンブルク州全体を望むことができます。
観光の聖地でもあるので、日頃は長い行列を味わいながら登らねばならないのですが、夕方から夜なら観光客も退き、なんとかスムーズに登ることができます。
展望台は円球の中に位置し、高さが204メートル。塔内の二本のシャフトを高速エレベーターが上下に突き走るのは天井上部からシャフトが見えるので迫力があります。 
展望台から360度まるまるベルリン全体を俯瞰することができるので、たっぷり時間をかけて都市を味わうことができます。

また下降するエレベーター入り口では、当時の建設工事のハイライトがフラッシュバックのような映像で上映されており、プロパガンダ映像から来るものなのか、困難な建設工事に携わる社会主義時代の人々の溌剌とした表情や構造体の内幕や施工の段取りなどが見てとれるため、見るものの興味関心を惹きつけてくれます。

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