建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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  芸術文化施設論2回目 2016.10.12(水)

 先週のフィードバックシートでは、みなさんが今までに行った芸術文化施設で最も良いものをお知らせ下さいという質問をしましましたが、北九州の「いのちのたび博物館」の評価が高かった。
豊島美術館という答えもありました。芸術文化施設はどこにでもあるわけでもなく、美術館 博物館 劇場 水族館 映画館の他にこれらが複合化したものもあります。文化総合センターと最近ではよばれるものもあります。

 

 定義をアバウトにすると、声の小さな人の意志が届かないことがあります。

 

 釜山に芸術の殿堂がありイ・ウオンテク氏がしているものがあり、徳島県大塚国際美術館があるが、ここがよかった人が4名います。豊島美術館 長崎県立美術館 根津美術館 柳川藩立花邸御花というものがありここは歴史的建造物で御花という愛称の日本庭園があり、これがいいという人もいました。

 

モンサンミッシェル ニングルテラス サンピエトロ 豊後高田駄菓子屋の夢博物館がこの他にあげられていました。

多様性がありますね。
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 カタストロフィー接した時、それを救うのはどれか、何か。

元気を回復、人生を取り戻すのは何か。

今年の4月14日、16日未明に熊本で地震があった。

南阿蘇村長陽で被災にあった家は、地震では被災したものの残ったが、6月の集中豪雨で母屋も無くなってしまった。東日本大震災があった。戦争があった。活動の根拠である人為の空間が壊された。廃墟であった原爆ドームが世界遺産になった。これは平和を考える礎としてである。原爆ドームは元は広島県産業奨励館で、真上からの爆風だったからこそ耐えた。


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  人の営みを意味付けることをしてきた。

 物語として理解する深め方も大事である。1897年

ゴーギャンが描いた『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』( D'où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?)これはボストン美術館にある絵だが、黒板と同じくらいのサイズ。解釈としては、赤ん坊は生の象徴、白い神様は生と死をみている。ボストン市立美術館の絵では最も大事と言われている。

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 芸術文化は人々の叡智のことなので、このような建築達も指す。

カタストロフィーは私たちの生活に入ってくる。
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筑波大学では復興プログラムやっている。

腕章、Tシャツ、を着て、被災地での支援を大学での学びにしている。
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 美術家・村上隆氏主催・クリスティーズでオークションをした。6億の売上があった。俳優・渡辺謙氏の朗読 雨ニモ負ケズ の朗読でも話題になった。
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カタストロフィと同じくらいこわいことは 縮小社会であり、人口減る。昔の100人は100人力、みんなことをしたり、他人の為に金を使う。現在の人は自分のコトで精いっぱいなので100人が100人力にならない。

  

アートの役割を社会に生かしていく。ソーシャルアート。
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 アートの役割を社会に生かしていく。ソーシャルアートがある。大地の芸術祭や瀬戸内国際芸術祭は北川フラム氏によるものであった。芸術の役割が変わってきている。

秋葉美知子氏によるアートの存在意義の変遷では、アートの以前の役割として権力へのツールというのがある。額縁や台座の上のアートであったが、社会への関与のツールとして使うことを現在ではしてきている。補強・補完・融和。縮小社会のよそ者の力を活用するものになることができる。

アートの存在意義の変遷。瀬戸内や大地の芸術祭によそ者が入ってなんかしようよという傾向がある。これを社会全体が促し、中央官庁も支援している。

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小さな地域のささやかなこと、川べりのまつり、神楽、民謡、踊り。

 神楽や昔の祭りが残っている、音楽活動、奉納、おまつり 神様を喜ばせるという考え方を人間が行為として営むという過程を通して人々がその精神を回復するということがある。カタストロフィーからの人間性の回復ということで大事なのではないか。

 


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2020年の東京オリンピックパラリンピックでは、文化プログラムをする20万件のイベント、5万人のアーティスト、500万人の参加。文化庁の支援事業としては、地域との協働、アウトリーチ、ボランティア交流、グローバル化拠点、海外美術館との交流がある。ロンドンオリンピックでは低所得者地域で環境整備ができていなかったサウスバンクを、整備しより良い住環境づくりにすることでマイナスからプラスへ転じることができた。

 

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 Mとm、美術館博物館とファストフード。1年に何回行きますか。Mは莫大なお金をかけてつくられているのに使われていないのではないでしょうか。mはファストフードでワクワク楽しい空間になっているけどそれはどうしてでしょうか。


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 Mとmに関して、受講生からは、「美術館や劇場は一般の人にとって必要でない施設ではないか、逆にmは、外食派の人にとって必要なのではないか。」

 「Mを使いづらいと思うのは、近くにないから。行く時は「行くぞ」と心を決めて目的意識をもってではないといけない。加えて私の場合は、目録などがほしくなり、一度の費用が1000円では足りない。人吉FWで見学した世界一小さい美術館チョビットのように、小さい美術館がアチコチにあるほうが散歩中の利用とか、気軽に行けるので良いのではないか」

 といった意見が出ました。


 先生からは、「有名建築家が地域再生について、スタバとTSUTAYAとユニクロの施設があると若者は戻ってくると言っていた。」という情報提供がありました。

 Mとmを都合のいいように使い分けている私は、美への意識の芽生えが上手く育成できれば、Mを利用する意識の向上へとつなげることができるのではないかと思います。自然や芸術全般を対象物ととらえ、美しいとみなし、美しいものに近づきたいと思うかどうかの意識づけ、個人の意識の向上の回路が立ち上がることが必要ではないかと思いました。
                            岩   井

 

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