建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

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熊本県北部で約400年の伝統を持つ「小代焼」の窯元さん達が、この秋にアクロス
福岡で行う展示会(105日〜10日)の企画運営に、藤原研究室も参加しています。
 

小代焼は、約400年前に細川忠利が藩主の命として焼き物を焼かせたのが始まりと
されおり、現在は12窯が存在しています。
小代山の鉄分を多く含む土に、藁灰、笹灰、木灰等の釉薬が反応した色の美しさが
特徴とされており、青小代、白小代、黄小代といった3系統の色が表れます。
小代焼は、2003年に国の伝統的工芸品に指定されました。

今回の展示では「窯元の食卓 多様使いの器たち」というテーマで、7つの窯元が
集い、日々の暮らしの中でどのように使いこなしているのかを提案します。
このテーマにふさわしい、最も効果的なPRは何だろう?と実行委員会会議で
考えたところ、「小岱山で窯元達が集い、自らが作った器を持ち寄って楽しく
酒宴をやっていることが、器使いや、コミュニティの強さや作り手達の暮らしぶり
を見せる最も効果的な方法だろう!」と藤原惠洋先生が下さったアイデアが
契機となり、ふもと窯で撮影が行われました。

コーディネーターの篤永幸枝さんの車に同乗し会場へ。ふもと窯では、前日から
窯に火入れをされており、焼物を焼く緊張と開放が交錯する場となっていました。
その中で井上泰秋先生と奥様は快く企画を受け入れてくださり、窯元さん達に
よって着々と準備がなされていました。
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それぞれ持ち寄った一品を盛りつけてゆきます。泰秋先生は一品を見ては
「この器にはこの料理を、このくらいの量を盛りつけて、ここに緑を置いてごらん」
といったアドバイスを下さいます。その通りにしてみると、持ち寄った食事が
とても魅力的に見え出します。青小代は光り物の魚をより美しく瑞々しく
見せてくれ、流し掛けの器は、筍とお揚げの黄色いワントーンの料理に
リズムを生み出してくれました。
持ち寄った器をを洗ったり、並べたりする中で、少しずつ作家さんの作品の
見分けがつくようになってきましたが、もっと分かるようになりたいなぁ
と思いました。
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いよいよ撮影と暑気払いが始まります。この日のカメラマンは、下関から来て

下さった有島佳延さん。厳島神社の権禰宜さんであり、建築の研究者でもあり、
かつカメラマンというなんとも多彩な方です。建築写真を極めていたら何でも
撮れるようになっていたとのこと。窯元さん達も、会が始まってからは次第に
自然体となってゆき、素敵な写真を沢山撮っていただきました。
 
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最後は一本締め!

会の中では、窯元さんがそれぞれ持ち寄ってくださった器と料理の組み合わせが
紹介されました。さらに地域の歴史文化、焼物に対する姿勢や工夫、
作り手と作品を広める繋ぎ手との関係性、小代焼の魅力と課題、これからのこと
などが議論されました。地域のコミュニティに様々な人が介在することによって
改めて浮彫りとなってくることが沢山あるのだと感じました。
私自身は、それらを引き出して行く会話や質問の仕方、場を作り出す力をもっと
自らの中に培っていくことが必要だとも感じました。
今後も企画に携わる中で、自然、習慣、風習、歴史、コミュニティの中で
生み出されてきた芸術文化の価値を改めて発見してゆきたいです。

お世話になった方々、本当にどうもありがとうございました。

 

國盛

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