2016年7月16日と17日に直方市谷尾美術館と中心部商店街にいき、商店の方と美術館学芸員の中込さんにお話を聞いてきました。↓のチラシを見て、商店街と美術館と図書館が連携して地域づくりをしている取り組みなのかを調査するためです。
直方谷尾美術館から商店街を通って直方市立図書館を結ぶエリアをひとつの大 きな図書館に見立てた展覧会です。テーマは「手触り」。しおり(図書館・美術館を利用された方に配布するお楽しみ券)を持って、ぶらりレトロな商店街を散策したり、美術館で本にまつわるアートを楽しんだりします。
直方の商店街はアーケードの商店街で、駅に近い方が明治町商店街、明治町商店街と垂直な商店街エリアは3つあります。須崎町商店街、古町商店街、殿町商店街。殿町商店街に谷尾美術館はあります。
どこに行けばいいのかわからなかったので直方市立図書館に行きました。中心商店街+美術館+図書館の連携について話しを聞こうと思ったのですが、あまり把握されていない様子。とりあえず、栞をもらい、商店街を歩くことにしました。
明治町商店街の大石本家です。ここは成金饅頭など和菓子を作り販売しています。この日も注文が多いとのことでした。そんな中対応下さりありがとうございました。ここでしおりを見せます。そして大石本家さんの場合は、お薦めの本を1冊以上ポストイットに本のタイトルと著者、お薦め記述を書いて貼るというところです。すると、成金饅頭をいただけました。
この本にこの大石本家のことが載せられているそうです。↓は大石本家の店主・迎さん。この大石本家オリジナルの企画は次女で本好きのあいとさんがしているそうです。あいとさんは成金饅頭製造担当でこの日もお忙しかったですが少しお話を聞きました。
子どもたちに一手間かけて推薦図書を書かせるのが大事と思う。
本は旅行替わり、アチコチ行きたくても、うちは毎日お店をあけているので休めない。
なかなか読書の話しができる人がいないので、この企画を通して知り合いたい。
あいとさんは、今年にないってから100冊くらい本を読んでいて、記録をみせてくれました。
次に古町エリアのフローラさんという雑貨や古着のお店がありましたので入ってみました。
フローラさん(古着や委託洋服や雑貨の販売)子どもが小さかった頃の本を並べたとのことです。店が狭いのでここで本を読むとしたら絵本かしら。子どもの本を出したかった。ということでした。ここはお城の城下町だったそうです。
↑は向野堅一記念館です。(1922大正11年/木造2階建)※国登録有形文化財 向野堅一は大実業家です。
今回のプロジェクトは中込さんの企画と実行によるものでした。 4つのエリアの商店街の店一軒一軒を廻り、直接協力をお願いしたそうです。このような取り組みは次回は図書館が中心となってやってみてほしいと思います。
岩 井