建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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熊本県北部は、焼物「小代焼」の窯元が複数あり、1600年代に細川忠利が
藩主の命として焼き物を焼かせたのが始まりとされています。
一度は有田焼など磁器に押されたことで存亡の危機となりますが、昭和初期に
復興し、現在は初代目~3代目の作家による12窯が存在しています。
2003年に国の伝統的工芸品に指定され、小代焼窯元の会は様々な取り組みを
行っています。その一つに、今年10月にアクロス福岡にて展示会を行う企画があり、
藤原惠洋研究室も携わっています。

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7月14日(火)には、コーディネーターの篤永幸枝さんが藤原研究室に来室され
ミーティングを行いました。藤原先生は窯元さん達と古くからお付き合いがあり
熊本地震の影響や心配、あるいは窯元さん達の活躍等、近況をお話されました。
小代焼の魅力をもっと知りたい!ということで、学生は後日行われる窯元の会の
会議に参加することに。


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7月16日(木)には、篤永さん、岩井、國盛の3人でフィールドワークと会議に
参加しました。 まずは荒尾市平山にあるカフェアルバーロへ。
ここでは瑞穂窯 福田るいさんの手がける小代焼が使われているカフェです。
古材を転用した内装でありながらも、授乳室、プレイルームがあり、
子育て世代にも快適で、バリアフリーな作りとなっていました。
窓からは森や畑が見え、畑の土から耕して作った野菜を中心としたメニュー
となっています。焼物もカップや丼ものなど様々な表情のものが使われており
こだわりの空間となっていました。
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14:00~17:00までは、荒尾市役所にて窯元の会の方々と会議を行いました。
初めてお会いする方から、以前窯元の見学でお世話になった方、さらに天草
丸尾焼で会った山口友一さんは、元々小代焼のお家に生まれたことで、現在は
後を継いでいるとのこと。意外な出会いに驚きながら、展覧会のコンセプトや
テーマから話し合ってゆきました。
この日はそれぞれの窯から持参した作品を見せてもらうことに。それぞれ表情、
かたち、デザイン、厚さが異なるのはもちろんのこと、土からして全然質感や
色が違うことに驚きました。ミーティングの後は中平窯、ふもと窯、末安窯へ
見学に伺いました。中平さんからは土から生まれるプロセスを、井上さん達
からは小代焼の歴史や窯のことや作陶の様子を、末安さんからは作品のこと
などを教えていただきました。

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一日を通して、小代焼がどのようにして生まれ、どのように使われ、
場や交流を生み出しているのか。どんな作家の方々が、どのような想いで
作っているのか、そのこだわりや生活の様子を、様々な視点から知ることが
できました。小代焼の魅力をしっかり受け取り、展示会で伝えられるように
したいと思います。お世話になった皆さま、どうもありがとうございました。

國 盛

Comments

    • いーちゃん's comment
    • 2016年07月17日 22:33
    • 夜分すみません(^^)素敵なやきものですね。
      コーヒー(紅茶)カップやお湯呑み、料理皿にも合いそうですね。
      地域の中で根を張っている文化資産を紹介して下さる記事、頷きながら拝読しました。
      不遜な様ですが、地域創生は上からの入力ではなく、庶民の知恵や創造性から生まれて継続していくものではないかと思ったりしています。偉そうにすみませんm(__)m

      10月のアクロス、楽しみにしています(^^)
      國盛様にお会いできたら嬉しいです。

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