建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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 菊池の図書館を考える市民の会12月定例会とその後の忘年会に参加してきました。

  日時:2015年12月14日(月)19:00~
  場所:レトロ食堂
  参加人数:20名以上

  菊池の図書館を考える市民の会12月定例会はいつもとは場所を変え、レトロ食堂で行われました。
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 山鹿市民の山本さんが参加。そして、福岡市民の私も参加。
思いは「地域にふさわしい良い図書館を」ということになろうかと思います。
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元市議の隈部さんの司会でした。
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 議題1・菊池の図書館の運営及びサービスに関する要望について
 1)運営について
 直営であれ、指定管理であれ、それぞれ一長一短あるので、その長所を伸ばし、短所を補う運営とすること。
 イ・菊池の図書館の理念、使命および菊池の現状に根ざした図書館運営方針を確立すること。
 ロ・図書館長は公募とし、権限を与えること。
 ハ・図書館職員は図書館司書の有資格者で正規雇用とすること。
 二・図書館運営には市民の意見を尊重すること。
 
 2)図書館サービスについて
 1.図書館の開館時間、閉館時間、休館日、
 2.図書館と公民館の連携
 3.図書館と泗水図書館・七条旭志公民館図書室との連携 
 4.図書館と幼稚園保育園小中高、老人施設医療施設との連携
 5.誰にでも図書館を利用できるシステム
 6.図書館のビジネス支援
 7.ハイブリッド図書館
 8.ボランティア活動
 9.市民との交流
 10.行政・議会との交流
 11.街の活性化
 12.高校生若者の利用
 13.高齢者の利用
 14.その他

 議題・2「菊池の図書館情報紙」の発刊
 イ・新年に創刊、年に4回から6回、市民向けの広報紙
 ロ・編集委員会 事務局メンバー+有志
 ハ・図書館建設の進捗状況、図書館の運営サービスに関する要望を含む情報、全国的な図書館をめぐる情報、文芸、書評その他図書館文化に関わること。
 二・会員拡大および図書館にかんする市民の関心の喚起

 井藤事務局長からは以下のことが話されました。
1)図書館が利用者のところに出向く方法はないか、BMでは運営費がかかる割には利用が少ないのではないか、そうであれば、違う方法で利用者のもとへ本を届ける方法を考えた方がよいのではないか。
2)公民館が有料で図書館は無料という意義は何か。
3)20年先、今の電子機器に慣れた世代が図書館を利用する時のことを想定して図書館をつくろう。
4)図書館を立法活動に利用するには。
5)ビッグデータを活用できないか。
6)「建物があって本があるから人が来る」という考えではなく→イベントから興味を広げる。
7)高齢者の利用に関しては、自分の人生はなんだったか、その人生の意味を問い直すという機能が図書館にはある。
8)菊池市には図書館が50年もなかったので、市民は図書館に慣れていないそれをどのように補うかという意味で情報紙を発刊する。

 参加者からの質問としては、
 ・図書館サービスの1から14は実行できるのか。
  →図書館司書は人を繋げばよいのではないか。
  →図書館司書の限界を理解しつつ、ネットワークで乗り切るのがよいのではないか。

 

 といったことが出ました。

 参加者の議論の後は懇親会。レトロ食堂の美味しいお食事をいただきました。
 私は研究室での以前の菊池活動に参加しており、知り合いの方もいるのですが、この日は、そんなみなさまのお顔を拝見できてよかったです。
 
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 最後は、菊池市雪野の米村さんが司会をされました。

 市民の会のみなさんは、「市民の、市民による、市民のための図書館」にしたいとのこと。
 より良い図書館にするには、地元の方の応援・支援が欠かせません。
 アメリカでは図書館利用者のことをuser(末端の利用者) とよばずに、patron(支援者)とよびます。
 市民の会のみなさんの思いをみると、まさにpatronのようです。

 こんなに思いを持った方々がいるのだから、この方たちに参加してもらい、手伝ってもらいながら、菊池の図書館を楽しく、人の人生を豊かにする図書館にしたらいいのではないかと思いました。

                   
                                     岩  井









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