建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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 アメリカから成田に到着後、そのまま飛行機で札幌に向かいました。

 藤女子大学教授で建築史家の三宅理一先生が主催する<イマジナリー厚田>に参加するためです。
 全てに参加することはできなかったのですが、それでも知り合った方々と交流をし、多くを学びました。

 期間は6月29日~7月10日までの期間です。

 ワークショップの前にロシアとフィリピンから招聘された先生たちとともに、札幌近郊を巡ります。
 行く場所は余市の運上家以外の行く先は、札幌市住民だったこともある私が決めました。行き先は
 
 イサムノグチ設計のモエレ沼公園→大倉山シャンツエ→小樽運河沿い散策→余市の運上家。

 参加のゲストは フィリピン・セブ島にあるサンカルロ大学の工学・芸術校のエスピーナ先生はじめ、ジジ先生、アリシア先生、学生のマーチン、クレア、ロシアのサマラ大学工学部のセルゲイ・マラコフ先生と奥さまで同じく大学教授のジェイン先生と娘さんのエレナです。

 ほんの少しですが、札幌近郊を見てもらおうと思います。
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 出発。
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 まずモエレ沼公園の概要。以下パンフレットからの基本情報です。

所在地:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1

面積:約188.8ヘクタール(内陸部100ヘクタール)

種別:総合公園

遊具施設:イサム・ノグチデザインの遊具126基:スウィング(ブランコ)、スライドマウンテン(すべり台)、砂場、ジャングルジム、オクテトラ、プレイスカルプチャーなど

樹木・草花:サクラ(エゾヤマザクラを中心に約2,600本)

 「モエレ沼公園は、札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」における拠点公園として計画された札幌市 の総合公園です。1982(昭和57)年に着工し、2005(平成17)年に グランドオープンしました。基本設計は世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造成が進められました。

広大な敷地には幾何学形態を多用した山や噴水、遊具などの施設が整然と配置されており、自然とアートが融合した美しい景観を楽しむことが できます。春にはサクラが咲き、夏には水遊び場や噴水など札幌のさわやかな夏を彩る施設がオープン。秋には紅葉、冬は一面の雪景色の中でクロスカントリースキーやソリ遊びが楽しめるなど、四季折々の魅力を持った公園です。

また、ゴミ処理場の跡地を公園化したことや、屋内施設であるガラスのピラミッドに地域固有の自然エネルギーである雪を活用した冷房システムを導入していることから、自然環境保全の観点からも注目を集めています。」
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 ↓アーティストのジジ先生。
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 ガラスのピラミッドです。↑
 無料で行ける、大きな、緑とアートがある公園は、このモエレ沼公園とアルテピアッツア美唄です。まず、モエレ沼公園を見てほしかったのです。この日は生憎の雨で外を見ることはできませんでしたが、晴れていたら様々に水の出方が変化する水の彫刻『海の噴水』、『モエレビーチ』があります。
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 次は大倉山シャンツエに行きました。

大倉山シャンツェは、1972(昭和47)年の冬季オリンピック札幌大会90m級ジャンプ(現ラージヒル)に使われました。冬季に加え、サマージャンプやナイターもできます。大会や公式練習が行われない日は一般開放されており、リフトで山頂まで上がることもできます。
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 ↓ 非常に急です。そしてこの緑は人工芝です。
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 次は小樽に向かいます。
 街路樹に白樺の木が使われています。九州には白樺はありません。白い幹がとてもいいと思うのですが、白樺花粉というのがあり、これが原因の花粉症があります。
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 まずはウイングべイ小樽という商業施設で昼食。
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 小樽運河は小雨でも観光客でいっぱいでした。
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 人力車のお兄さんとエレナちゃん14歳が一緒に写真に写ります。
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 小樽運河沿いの歴史的建造物。↓旧荒田商会
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 案内板には日本語の他、英語、中国語、韓国語での表記があります。
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 旧通信電設浜ビル。↓
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 ↓日本銀行旧小樽支店(現在は金融資料館)↓にも入りました。
 建物全体の写真をとることができなかったのですが、辰野金吾、長野宇平治、、岡田信一郎らが建物の設計を担当し、1912年竣工。この一帯は当時「北のウオール街」と呼ばれていました。
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 一億円のヴィジュアルを体験できるところ。↓
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 次は余市の運上家に移動します。↓
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 「旧下ヨイチ運上家」は、国指定史跡で重要文化財です。

 (以下余市のHPより)ー江戸時代、松前藩が行っていたアイヌ民族との交易を請け負った商人が経営の拠点とした建物。旧下ヨイチ運上家は、現存する唯一の運上家であり、切妻平入の長大な石置屋根、格子窓、紙障子戸。内部の空間は広く、板の間から見上げた柱や梁は太く、その多くの部材が当時のものをそのまま使用。間口40メートル、奥行16メートル、建築面積540平方メートル、使用した木材量は213立方メートル。廊下の両側に配置される座敷では場所請負人によって派遣された支配人や松前藩士等の風俗人形が展示されている。庭は運上家復元工事に合わせて復元整備されたー
 
 (以下 リーフレットより)「松前藩は渡島半島の南端に位置し、農業に経済基盤を置くことができない藩でした。そのため、蝦夷地の砂金や木材などの特産物や松前へやってくる交易船から得る税金などを主な収入としていた。上級藩士への禄も蝦夷地の一定の土地を給地(商場)としてあてがい、対アイヌ交易で得たものを収入としていた。交易は運上金を払った商人が請け負うようになり、商人は藩士が持っていた蝦夷地における漁業の権利を得ます。交易の場であった商場はそこに住むアイヌ民族や出稼ぎしてくる和人が漁業を行う場所に拡大し、アイヌ民族の大地であった蝦夷地は幕末にかけてだんだん和人地化してゆきました。」


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 ロシア・サマラ大学建築学部のセルゲイ先生は、見たものを絵に描きます。上手です。
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 この日、初めて会った海外からの先生たちに短い時間でしたが、札幌と小樽、余市を見ていただきました。
みなさま北海道初訪問ということで、色々珍しく、本当はもっと長くゆっくり見たかったと思います。
 私は北海道に長年住んでいましたが、ガイドはしたことがなく、英語でうまく案内できませんでした。
そして運上家のことも知りませんでした。
 運上家に関しては、松前藩にとってもアイヌ民族にとっても交易は、当時非常に重要であったろうと思います。物の交換のみならず、人や文化の交流もあったのではないかと想像します。
 そして、運上家は本来はこの建物のみならず、周辺に多くの建物がありました。いまではこの建物しか残っておらず、ここだけ見ると単なる木造の建物にしか見えません。その全体の営みを一度来ただけの観光客が把握するのは難しく、部分のみを見ただけで終わるのは残念です。
 部分から全体を理解さしてもらうにはどんな仕掛けが必要でしょうか。
           
                                  岩   井
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 フィールドトリップ終了後は、札幌のすすきのでこれから一緒にワークショップをする
北海道大学大学院工学研究院建築都市空間デザイン部門空間計画分野 建築史意匠学研究室の小澤丈夫先生と学生のみなさん、藤女子大学人間k生活学科の学生のみなさん、そして、藤女子大学教授で建築史家の三宅理一先生とジンギスカン懇親会でした。これから何が始まるか!!

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