建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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フランスはパリにあるラ・ヴィレット大学から九州大学芸術工学部に約1年の留学中のガリ・ボウャァドくんが今月29日(月)に帰国されることをうけて、さる18日(金)に卒業研究の発表をしてくれました。
彼は以前1度、藤原研究室の定例ゼミにて発表をしてくれており、その発表ではブラウンフィールドとして福岡や大阪の寄せ場の調査研究を行ったこと、祖国モロッコの都市再生へ向けた建築だけでない教育や福祉的な視点も盛り込んだ有意義な発表でありました。
また昨年11月の軍艦島特別調査だけでなく、4月のハイヤ祭りなど藤原研究室の活動に積極的に参加しつつ、外国人留学生たちのまとめ役として活躍してくださいました。

今回の発表では軍艦島への調査で感じた「場所のもつ神聖さ(≒ゲニウスロキ)」を尊重しつつ、軍艦島のあるべき将来像の提案を行ってくれました。

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「軍艦島で特徴的なのはやはり1つの島に働く場所(炭鉱)と生活の場所があること。そして狭い土地で人々が争いなく暮らしていたこと」と語る彼は、そこで生きた人たちの未だ生々しさの残る生活の痕跡を再編する計画を提案してくれました。
・島内全体の建築物を管理しきることは難しいため、重要と考えられる30号棟など一部を改修し、その他は自然な状態に残す
・島全体を行き来できるように安全な回遊路を整備する
・プール跡の地下にミュージアム施設を作り、短時間の滞在でも軍艦島と人々の歴史を理解できるようにする
・30号棟(日本初のRC造高層集合住宅建築)を改修し滞在、調査研究、会議、交流、生活場の再現などの目的を併せ持つ複合施設とする、etc...

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質疑応答では皆ガリくんの新鮮な発表に対し「世界遺産登録後のことはどう考えるか」といった質問で闊達な意見交換が生まれ、”トーキテクチャー”こと公開講座でお馴染みの鈴木さんからは、ガリくんの本国での教授とのやりとりですら出てこなかった新たな視点を得られたようでとても充実したひとときとなりました。

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最後にパチリ。ガリくん、フランスでもどうぞお達者で!

(文責:吉峰)

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