みなさんこんにちは。
藤原惠洋研究室では恒例になっています、「天草フィールドワーク」を今年も開催します。
今回は、天草市下浦地区で第2回目、そして7月から時期をずらして9月に予定しています。
2015年度九州大学社会連携事業
「天草下浦フィールドワーク2015
〜天草の地域再生デザインを先導する日韓デザイン系大学インターゼミ
〈地域再生デザインセンター研究拠点創出〉天草ワークショップ〜」
9月の開催に向けて、事前勉強会として、
5月31日(日)に第1回研究会を行いました!
今回、下浦地区コミュニティセンターに到着すると、
なんと、今年度よりコミュティセンターの館長となった松岡さんが、
鯵をさばいているではありませんか!
「今日の勉強会が終わってからだと遅くなるけん、準備ばしよるとたい」とのこと。
嬉しいっ!
さばいた鯵をいったん冷蔵庫に保管して、いざ勉強会へ。
我らがボス 藤原惠洋先生が、昨年からの振り返り、そして今年のフィールドワークのフレームまでをお久しぶりのご挨拶とともにお話されました。
日程と内容の確認→今回、4泊5日の計画だが下浦でのイベント・民泊の受け入れなど大丈夫か?
費用の件→参加費用などはどのようにしたら良いか?
下浦フィールドワーク周知の件→知らない人への周知、参加を促す
天草石工産地指定の件→石工の発祥の地として、今後どのような戦略を立てれば良いか?
それを受けて、年度末から5月までの下浦地区の実行委員会の活動状況を富安前館長より報告していただきました。
昨年、天草市のチャレンジ補助金を獲得し、フィールドワークの活動にあてた。
今年度もチャレンジし、天草市より以下のような指摘・アドバイスをもらった。
◎フィールドワークの効果はどうか具体的にあげた方が良い。
◎まちづくりの方向性は実行委員会で検討しているか。
◎フィールドワーク開催だけではなく来年・再来年のステップアップ・成果を検討した方が良い。
また、松岡館長より、天草市長と面談をしたことも報告がありました。
市長から、フィールドワークでの成果と下浦の地元の皆さんで協力して、まちの歴史をまとめたり、ガイドブックの資料を揃えたりしてほしいというお話があり、ぜひ、歴史とまち歩きをかねた「マップ」を作りたいということでした。
九州大学藤原惠洋研究室としては、昨年度後半に行った、田川まち歩きガイドブック作りがここに活かせるのではないか!という話で大変盛り上がりました。
さらに、実行委員会の佐々木さんより「昨年3月に行った、小学生参加のまち歩きを、マップつくりと一緒に行ったらどうでしょうか?今年の3月は雨で中止になったので、今年度は9月と他の時期に行っても良いと思います。」という意見もあり、一気にマップ作りは方向性が見えてきました。
現地での活動プログラム案は以下のように、まとまってきました。
現在、企画を展開中です。
◆少子高齢化社会モデルとしての地域再生計画構想
◆ママチャリを用いた文化遺産トレイルの開発とマップ化
◆長崎居留地建設に貢献した下浦石工の学習 小学生参加
◆下浦ルート開拓とマップ作成 小学生参加
◆下浦世間遺産写真撮影ワークショップと作品展示
◆現地案内看板デザインと作成 小学生参加
◆下浦石工場における石彫体験
◆下浦石工作成仁王像の分布状況の調査(ふんふん、なにかにおうぞう~~~)
◆下浦湾沖へのクルーズ体験と船釣体験
◆無人島体験
◆天草ジオパークおよびエコミュージアムのルート開拓と体験
◆Iターン、Uターン等の移住者との懇談
◆九州大学社会連携事業創造拠点「下浦ラボ」の構築
などなど。 研究会は、今回も盛り上がってしまい、やや時間オーバー気味になんとか終了!
次回は、6月20日(土)の午後に下浦コミュニティセンターにて開催予定です。
研究会終了後は、あの鯵の登場です!
松岡館長の「鯵の刺身!」→新鮮で美味!!
大塚さんの「鯵の素揚げ」→ぽりぽりした食感と塩味がたまりません!
佐々木さんの「煮たけのこ」「豚汁」→ついついおかわりしてしまいます!
渡辺さんの家からやってきた「枇杷」「晩柑」「金焼」→あっという間に「金焼」は飲み干されていました(笑)
昨年、移住して来た森本さん夫妻も参加して、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、楽しいお話も盛り上がり、あっと間に時間がたったのでした。
天草下浦フィールドワークの日程は2015年9月19日(土)~大連休~9月23日(水・祝)4泊5日(全日程参加の場合)です。