宗像国際環境100人会議:海と森の保全など議論 閉幕 /福岡
毎日新聞 2015年05月25日 地方版
シンポは自然と文化を生かした観光のあり方について、鈴木英敬・三重県知事や田中俊行・同県四日市市長、観光地域づくりプロデューサーの坂元英俊氏ら5人が意見を交わした。
鈴木知事は「三重県の魅力は真珠と海女」と紹介し「海女はユネスコの無形文化遺産への登録を目指している。海と共生してきた海女の文化を守っていきたい」。田中市長は公害を克服した取り組みと、公害の源だったコンビナートの夜景クルーズが産業観光として注目されていることを報告した。
テーブルミーティングは大学生と学識者、経済人らが「森と海をつなぐ水の循環がうまくいかないのはなぜか? どうすればいいか」などについて議論。「ライフスタイルを簡素化すべきだ」「日常生活でも環境に対する意識を高めないと」などの意見が出た。【柴田種明】
宗像国際環境100人会議:「海と森」テーマ、環境保全考える あすから3日間 国内外の識者や学生ら300人参加 /福岡
毎日新聞 2015年05月21日 地方版
◇事業セッションや対談など
地球環境の保全について学識者や大学生らが話し合う「宗像国際環境100人会議」が22日から3日間、宗像市で開かれる。2回目の今回はユネスコ政府間海洋学委員会議長のサンキュン・ビュン氏やユネスコ生態・地球科学部長のハン・チュンリー氏らが参加し、「海と森」をテーマに環境保全の道を探る。
会議には環境問題に取り組む国内外の学識者や経済・行政関係者約200人に、大学生ら100人の計300人が参加する。
初日は「環境と科学と文化」の全体会議で幕を開け、23日は「新エネルギーと最先端技術の融合」のテーマで水素自動車を開発したトヨタ自動車の技術者や行政関係者らが水素社会について話し合う環境事業セッションなどがある。
最終日は観光と環境について意見を交わす「環境観光列島ニッポン」の環境事業セッションと「海と森との共生」がテーマの対談が予定されている。
この他、大学生らが海の環境について考えるテーブルディスカッションや、中学生に学識者らが講義する宗像国際育成プログラムなどもある。【柴田種明】
〔福岡都市圏版〕