建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
2月1日(日)、北九州市小倉で行われた「リノベーションスクール@北九州」の打ち合わせに参加してきました。
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リノベーションスクールとは!…以下引用です。

リノベーションスクールは、不動産の再生を通じてまちでの新しいビジネスを生み出しエリアを再生する実践の場です。 

まちと建物を愛し、新しい暮らしを思い描く。全国からの参加者、実践者たる多彩なユニットマスターとライブアクター陣運営スタッフと迎えるまちの人たち…まちづくりの現場で、リアルな物件を対象にリノベーション事業を構想する。

リノベーションスクールは、2011年8月から半年に1度のペースで北九州市で開催され、今回で8回目を迎えるリノベーションを通じた都市再生手法を学び、実践する場です。現在は、不動産オーナーのための講座や、商店街での新たなビジネスオーナー発掘の関連イベントを加えて、「リノベ祭り」と銘打った大々的なフェスティバルとして開催しています。 

これら地域の課題を解決し、豊かな未来を築いていこうとする有志が集う場、それが「リノベ祭り」です。

「リノベ祭り」は、小倉魚町銀天街のアーケードに面した築40年の古いビルの空きスペースを中心に、周辺の複数の会場で開催されます。その楽しみ方は大きく2つ。
「リノベーションスクール」の受講、そして、もう一つは他の関連講座やイベントへの参加です。

リノベーションスクールの受講者は、小倉魚町の実際の空き物件(遊休不動産)を対象に、市内はもちろん、全国から集まったさまざまなバックグラウンドを持つ参加者たちが「ユニット」とよばれる10人程度のチームを組んで、北九州市内のまちの未来を考えます。受講者は4日間でリノベーションの事業プランを練り上げ、最終日に遊休不動産のオーナーに提案し、スクール後に提案をもとに実事業化を目指します。

単体の建物の再生を超えて、どうすればその建物の建っているエリアの価値を上げ、地域を生まれ変わらせる事ができるのかを真剣に考えます。

もう一つの楽しみ方は、他の関連講座やイベントへの参加です。スクール開催期間中、ライブアクターのパフォーマンス溢れるリノベーションまちづくり関連のレクチャー。エリア内の複数の会場で開催されるトークライブイベント。リノベーション事例の見学ツアー。路上で開催されるナイトパーティーや音楽イベント。手作り作家のためのフリーマーケット(よりみち市)など、楽しみ方は人それぞれ、リノベーションによってまちが変化している現場を体感してください。 

”リノベーションスクールとは”http://kitakyu.renovationschool.net/about
会場は北九州市小倉北区魚町、主催は北九州市、共催は一般社団法人リノベーションまちづくりセンター、北九州家守舎などです。
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私個人は関西出身で福岡に来てまだ1年も経っていないため福岡はもちろん、北九州の取り組みについてまったく存じ上げませんでしたが、北九州市では「小倉家守構想2011」を2011年に発表し、リノベーションを通して遊休不動産の活用と雇用創出をはかり、産業振興とコミュニティの再生を打ち出していました。その中で、リノベーションスクールは学生や若いクリエイター、公務員や実務者などの創造的人材(これは私が言っているだけですが)を誘致しするための鍵となる事業として位置付けられていたようです。

これまでの取り組みについては小倉経済新聞のこの記事が詳しいです。
”小倉で「リノベーション祭り」-「まちを使い倒す」市民参加型イベント”
http://kokura.keizai.biz/headline/838/
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今回は数年前から上がっているアーケード撤去事業に際して、人通りの少ない商店街を公園のような公共空間に見立てて人の交流できる場をつくる、所属するチームの言葉では「まちを使い倒す」ことを目的にそこで起こすイベントを考えるというコースに参加しています。
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小倉を訪れたのはほぼ初めてでしたが、110万人が住む都市だけあって人も多く、今回の対象地の商店街も駅から近いことから、非常に逼迫した状況にある・という風には全く思えませんでした。
対象地は小倉駅から徒歩わずか5分という好立地にあるサンロード魚町という商店街です。直ぐ横、東側の通りは銀天街と呼ばれる人通りの多い商店街になっており、また南には旦過市場があることから、人の往来は相対的には少なく感じられるのでしょうか。研究室活動を通して平戸や田川、天草、阿蘇…と様々な土地を少なからず訪れ、そこの地元の方々と話して来た身としては、恵まれた悩みのようにも思えました。

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あるいは、消費構造の強固で地域間競争の激しい土地での取り組みを学ぶいい機会にもなるのかも知れないとも思います。
今後もふ印ブログを通して、経験を報告させていただきたく思います。

文責:M1 吉峰 

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