建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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藤原研究室では、毎週火曜日午後4時半から定例ゼミを行っています。
定例ゼミでは、研究室メンバーの研究進捗発表を中心に様々な議論をし、また同時
多発的に行っている各地での地域再生プロジェクトの打ち合わせを行っています。

1月27日は、モロッコ出身でフランスの建築大学、パリ・ラ・ヴィレット建築大学
からの交換留学生Ghali bouayad(ガリ・ボウアヤド)さんに参加していただき
研究進捗発表を行っていただきました。

ガリさんは 都市インフラ・都市計画などに興味関心があり、特に近年拡大化する
裕福層と貧困層の分断に対して危惧されています。
モロッコは19世紀以降、都市を中心に拡大・開発されてきました。しかし一時期
から同心円状に都市開発が広がることなく、ある一定の場所を避けて、飛び火した
ように郊外から開発が進むといった現象が置きます。裕福層と貧困層が分裂した
問題が深刻化しており、コミュニティ間の交流も全く無くなってしまっている。
まるで穴のあいたチーズのように、都市の不均衡が加速しているそうです。

そこでガリさんは、日本の社会構造に関心を寄せるようになりました。
多くの日本人は「我々は階級社会ではなく、均一的な社会を持っている」と揃えて
言います。確かに、日本は長い間階級社会であったものの、第二次世界大戦前から
一見階級のない社会となりました。しかしそれは本当でしょうか?
ガリさんは、日本の貧困層の問題に気付き、フィールドワークや聞き取り調査を
通して、日本社会が隠蔽している事実を次々と明るみにし、それらを非常に明解な
形でまとめ上げていました。

ガリさんは日本に来日してわずかな期間にも関わらず、日本の歴史的背景を理解し
社会構造を紐解こうとされており、研究室の学生は大変な刺激を受けました。
私たちも、日々の幸せに甘んじることなく、常に問題意識を持ちながら様々な
地域社会を見つめなければ、と改めて感じました。
ガリさん、本当にどうもありがとうございました。

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D3 國盛



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