2014.10.26 田川フィールドトリップ 本部事務所周辺のまち歩きに参加しました。
遅ればせながら、田川フィールドトリップのレポートです。
今回は、「炭坑町をまち歩き」田川市フィールドトリップの第2回目。
今回のコースは、田川市役所に集合して、三井本部事務所〜慰霊碑(翔魂之碑)〜三井寺〜ボタ湯温泉跡〜三井田川鉱業所病院跡碑〜市役所へ戻って来るというショートコース。
市役所から歩く事、数分。まず、最初は、三井田川鉱業所本部事務所。ここは、中に入る事はできません。また、普段は敷地そのものにも入れないため、今回は特別に許可をもらって見学しました。外観は少し病院か学校のような感じです。周りを少しだけ観て、集団墓地へ。
三井田川鉱業所専用の墓地で、組合員やその家族が埋葬されています。小さな番号だけのものが数多くあります。その中には、無縁仏になっているものもありました。今から約10年前、北九州に住む韓国の青年団体とこちらのJCで、合同の慰霊碑を建立されています。
安蘇館長によると「炭坑の歴史の中には、強制的にここに連れてこられて、労働させられた方がいたというのも事実。その中には、無縁仏になった方も多くいます。それを、みなさんで慰霊しましょうということは、とても大切なことだと思います。この慰霊碑ができたことは大変良いことだと思います。」とのことでした。
三井が田川に来たことで、炭坑夫のための住宅や店、病院、墓地、さらには、お寺まで作られています。その名も「三井寺(みついでら)」。お寺の境内にある立派なイチョウの樹が出迎えてくれます。このお寺には、銅でできた仏様があります。昔は沢山あったのですが、現在残っているのは、1体だけ。珍しい仏様をお参りし、さらに帰り際には、銀杏をいただきました。
このあと、三井田川鉱業所病院跡やボタ湯温泉跡をめぐりました。
今回の田川市フィールドトリップに参加して、初めて、田川の歴史に触れました。また、炭坑と町の盛衰を少しずつ理解しています。まだまだ知らないことだらけですが、次回のフィールドトリップも楽しみです。