11月20日(木)は「尹東柱の詩を読み継ぐ2015」第6回実行委員会を行いました。今回の実行委員会には藤原惠洋先生、馬男木さんなど実行委員会のメンバーはもちろん3人のゲストが訪ねてくれました。まず、韓国の釜山大学の学生で、去年藤原研究室に交換留学生として所属していた朴イェスルさん。また、「尹東柱の詩を読み継ぐ2015」の共同主催でいろいろお世話になっている韓国総領事館の安領事、さらに今回は鄭副領事まで訪ねてくれました。 安領事は挨拶で福岡韓国領事館が共同主催者として、馬男木さん及び実行委員会の方々と協力しながら、物心両面にわたって支援していきたいと言われました。 また、2015年2月9日(月)13:00~15:00に九州大学大橋キャンパスで行う尹東柱詩人の甥・尹仁石成均館大学(韓国)教授の講演においても、福岡韓国領事館の名義後援をいただきました。 尹仁石(ユン・インソク)先生は韓国近代建築学研究の第一人者として、韓国国内のさまざまな有形文化財の保護や再生に携わるなど、パブリックインテレクチュアル(公共的知識人)としても知られています。講演のテーマは「韓国近代建築の成立と展開~詩と建築から見る韓国の近代」ということで、韓国の歴史、建築、文化などの新しい日韓交流の場になるだろうと予想されます。
<尹仁石成均館大学教授特別講演会>
・テーマ: 韓国近代建築の成立と展開~詩と建築から見る韓国の近代
・日時: 2015年2月9日(月)13:00~15:00
・会場: 九州大学大橋キャンパス511教室(5号館)
その他にも韓国総領事館では「九州の中の韓国探し」という写真公募展の入賞作品を来る12月1日(月)午後3時から12日(金)午後3時展示します。嬉しいことに実行委員長の馬男木さんが出品した尹東柱詩人追悼式の写真が入選し、展示されるということです。馬男木さん、おめでとうございます。
・展示名:九州の中の韓国探し写真展
・日時:2014年12月1日(月) 15:00 ~ 12月12日(金) 15:00
・展示時間:10:00 ~ 19:00
・場所:アクロス福岡 3階 福岡県国際交流センター こくさいひろば内
(福岡市中央区天神1-1-1)
・入場料:無料
・お問い合わせ:駐福岡大韓民国総領事館(092-771-0463)
福岡県国際交流センター こくさいひろば(092-725-9200)
今回の実行委員会では来年2月の記念行事を迎え、孫さんが主体になって行っている尹東柱の詩の朗読会及び展示レイアウトや内容など、まさに実践的な意見交換がありました。さらに11月の実行委員会の前日に「尹東柱の詩を読み継ぐ2015」チラシの納品が完了され、本格的な広報活動が今後行われていきます。
チラシは実行委員長の馬男木さん及び実行委員会の皆さんの知恵を集め、藤原研究室の韓国留学生張ヨンミンさんがデザイン。「尹東柱を通して新しい韓国に出会う」というキャッチコピーで沢山の人々が興味を持つようなデザインや読みやすい文字となっていましたが、皆さんはどう思いますか?
尹東柱詩人、また韓国の詩という文学を通じて新しい韓国に出会いませんか?
展示に関しては三つの案が出て、古賀さんの空間デザインや馬男木さんの展示内容が発表され、全体的な展示コンテンツを構成することができました。主な展示の流れとしては以下のようになっています。1)星うたう詩人 2)尹東柱の詩の源流 3)創作のまなざし 4)日本で過ごした日々 5)そして今 6)福岡と尹東柱
次の実行委員会は12月10日(水)午後6時30分からです。
また、12月20日(土)は午後2時から実行委員会を行い、その後忘年会を藤原研究室で行う予定です。
実行委員会の関係者の皆様のみならず、韓国文化に興味がある方、また尹東柱(ユン・ドンジュ)という詩人に関して知りたい方はぜひお越しください。