建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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 9月25日(木)九州大学の大橋キャンパスで「尹東柱の詩を読み継ぐ2015」の第4回実行委員会が行われました。 
 はじめに実行委員長の馬男木さんから、この企画に対して西日本国際財団から助成金をいただけることになったという朗報がもたらされました。福岡よかトピア国際交流財団からの助成金とともにこの企画を運営していくうえで大きな支援となります。ありがとうございました!!韓国領事館との共同開催ですすめられている「尹東柱の詩を読み継ぐ2015」!!私もメンバーであるこの実行委員会は、これらのご支援をいただき、この日はさらに熱のこもった会議になりました。韓国では国民的詩人である尹東柱(ユン・ドンジュ)を一人でも多くの日本の方に知ってほしい、そんな思いでこれからもがんばっていきます!!
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この日の実行委員会の参加者メンバーは13人。
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 まず、近況が報告されました。
 中村さんは同志社大学コリア同窓会が企画した「尹東柱ゆかりの地・延辺5日間」に参加したそうです。参加者は東京、京都、福岡からの総勢25名。東京・京都・福岡は、来年、尹東柱詩人の遺品や遺稿の巡回展が行われる都市です。この旅では、尹東柱が卒業した大成中学校の記念館に展示してある彼の成績表などを見ることができたそうです。また、延吉と豆満江、白頭山という、北朝鮮・中国・ロシアの国境まで行って来たとのことでした。
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 この夏、藤原先生と私、そして、公開講座の受講者の方々は、韓国のソウルで、尹東柱詩人の甥にあたる尹仁石先生と会い、その後、尹東柱文学館を訪ねました。尹仁石先生は藤原先生の東大在籍時の後輩で、韓国を代表する文化財の研究者であると同時に、古い建物をリノベーションしたり、上手に活かしていくという仕事の第一人者です。建築史家である藤原先生とは同じスペシャリストということで、とても話が盛り上がっていたのを覚えております。
 尹東柱の文学館が建てられた場所は、元々、大きな団地の水道の加圧場でした。役割をおえて取り壊されるところを展示館として使おうと提案され、文学館になりました。尹東柱の詩に「自画像」というのがありますが、そこにでてくる井戸をモチーフにしてつくられた箇所もあります。
 尹仁石先生は韓国成均館大学教授で来年2月の「尹東柱の詩を読み継ぐ2015」で講演をする予定です。みなさん、是非講演会に来て下さいね!
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 (↓の写真はこの夏、ソウルを訪れた時の様子)

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 今回、第4回目の実行委員会では、主に展示空間の活用やプログラムの検討がなされました。
実行委員会メンバーが一番心配しているのは展示方法でしたが、藤原研究室所属の研究生で大学時代には舞台デザインを学び、卒業時には展示ディレクターも体験したジャン・ヨンミンさんが展示やその準備について様々な提案をしてくれました。
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 実行委員長の馬男木さんは、展示に関して、延世大学、詩を読む会、関連書籍の3つのコーナーをつくることを提案しました。延世大学から借りる資料については、空と風と星と詩の自筆原稿、詩人の妹の尹恵媛さんが満州から持ってきた原稿ノート、立教大学時代の作品原稿、日本留学する前に書いた懺悔録の原稿等ということです。どのようなものなのか今から楽しみです。
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展示内容についての意見交換(第4回実行委員会の議事録から)
 

延世大からるものは「尹東柱詩集空と風と星と詩」のもとになったもの、彼が際に詩作した原稿ノト、立時代に書いた作品、などであるが、韓国語なので韓国語を分からない日本人にどう伝えるのかがポイント。

実際には来ないが、詩人の苦悩の跡が残されている懺悔録の原稿用紙も展示したい。その場合は、写真版自筆原稿からコピーする。

遺稿遺品が保存されてた道の地も展示する予定。

尹東柱のシルクスクリンを延世大学から無料で借りることができるが、サイズが合うかが問題。展示ホールの窓側などに吊るせればよいが…。

▶借りた本をすべて展示したとしても、実際にその一つ一つを詳しく見る人がどれだけいるのかという疑問もある。ポイントを絞った展示が必要だと思う。

▶尹東柱文学館や延世大学の尹東柱記念館などの展示様子の写真観覧(延世大学の尹東柱記念館の場合、(ヨンジョン)時代、延世大学時代、日本留学した時、そして延世と尹東柱(尹東柱の詩碑)という具合に、時系列で展示しているのが特。(展示室の大きさは西新プラザ程度)

▶日本との関わりからみた尹東柱年表も展示したい。

▶大きくは、延世大学、詩を読む会、関連書籍の3つのコーナーをつくることを考えている。延世大学から借りる資料については、空と風と星と詩の自筆原稿、妹の尹恵媛さんが故郷の満州から持ってきた原稿ノート、立教時代の作品原稿、日本留学する前に書いた懺悔録の原稿などを展示したい。

▶その他、尹東柱評HUE(のポペラ)の歌や立で作った朗CD、井手さんの連載記事や社、平原さんの九州の百冊の記事、韓で出版された初版本(コピ本)、韓高校の文学の教科書、MBC制作のドキュメンタリー、詩を読む会の例会記録などもあるので、紹介できる。

▶資料ばかりでは面白味に欠ける。会員ではない一般の方が興味を持てるものを考えることも必要ではないか。たとえば、尹東柱の詩に興味をもち、そこから尹東柱自身に興味が広がり、資料を見るということもあるだろう。読会のようなイベントが事前にあれば良いのではないかと思う。(孫さん)

▶時間を区切って展示場で朗読を流すのはどうか?(瀬片さん)

<チラシ制作(案)>          Designed by Jang Youngmin
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その他、 「尹東柱の詩を読み継ぐ2015」のチラシのコンセプトが完成されました。
キャッチコピーは、「あなたが知らない韓国と出会えますよ」という感じて、チラシを見た人が興味をもって裏面を確認するように作ってみたそうです。


 次の実行委員会は以下の日程です。 
 

<尹東柱の詩を読み続く2015第5回実行委員会>
日時:10月22日(水)午後6時30〜午後9時
会場:九州大学大橋キャンパス531号室

D1ジャン

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