建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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 倉敷市立短大でデザインを教えている松内紀之先生は20年前、千葉大時代の藤原先生の指導学生でした。現在、九州の祇園山笠の構造を研究しております。7月15日は博多祇園山笠の追い山が行われ、私と、吉峰君と、何勤さんは松内先生からviewpointを教えてもらい一緒に見てきました。

 この日は西鉄大牟田線も追い山があるということで早朝から動いておりました。(写真は朝3:45の大橋駅)
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 天神の様子
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 松内先生から教えられた場所は道幅がせまいです。どのような感じで走ってくるのか?
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 朝5:00過ぎに「オイサオイサ」の掛け声がきました!下は大黒流れの「やま」
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 ↓中州流れの「やま」
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 九州大学芸術工学部デザイン基盤センター工作工房で教えている津田三朗さんは、大学時代の3年間は「後押し」、その後20年は「舁きて」をしているとのことです。津田さんによると、「山笠は、その時代時代の様相に合わせ変化してきたお祭りでもあります。揃いの法被や装束は、追い山に向かって流れの結束を高めます。山の動きを見ても分かるように、先駆けと前さばき、台周りと台上がり、舁き手や後押し等多く人達がひとつ流れとなってご神事となります。同時に、大工(櫓組み)、染め物、錦(織物)、旗差しものと職人を、同じ町内(流れ内)で育成、伝承するシステムでもあるんですよね。」ということでした。

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 ↓西流れのやま
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 ↓千代流れのヤマ
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 ↓恵比須流れのやま 
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 解体の場も見ます。
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 水で洗ってます。
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 しまう為に運びます。
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 この台の組み立て方に北部九州では数種類のパターンがあります。
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 研究に使う為、松内先生は、かき棒を台に固定していた縄を、恵比須流れの方からもらいました。
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 私は福岡に来て初めて、念願の「博多祇園山笠」と追い山を見ることができました。実際に追い山をみて、水をかけるのと、「オイサオイサ」の掛け声、そして参加者が女児を含む子供から高齢者までいるのに驚き興奮しました。子どもは小学生までなら女児も参加していいそうです。
 本当は山笠期間中、松内先生の やま台の調査に参加したかったのですが、女人禁制のため断念!実は北海道の芦別市にも山笠があるのです。炭鉱がなくなり、淋しくなった町を山笠でもりあげようと、有志が福岡市に来て、本場の博多祇園山笠を学んでいったとのことです。私が福岡に来て一番初めにいったお店・博多山笠専門用品店のハンダさんのご主人から聞きました。
 芦別市にこの山笠を持って行った人々の気持ちがわかりました。博多祇園山笠は活気があり、人々から愛され、地域になくてはならないものでありました。
  

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松内先生はその後定例ゼミで、「博多祇園山笠舁き棒の取り付け方および構造的変遷について」と題し、発表。屏風に描かれた山笠の分析から、自ら調査にいった博多の山笠および、北九州41か所の調査結果が発表されました。かき棒の本数は北部九州では地域により違います。分類して整理することでいろいろなことが見えてきます。松内先生の論文が読みたい方は、『技術と文明』という学会誌の18巻2号(2014年3月)で読むことができます。
                     
                                     岩    井






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