熊本市現代美術館にて6月15日まで開催していた「草間彌生展 永遠の永遠の永遠」を鑑賞してきました。
鑑賞後は、建築家で現代美術家草間彌生氏の作品制作を担当されている小瀧弘幸さんとお会いする機会に恵まれました!
展覧会場。一部写真撮影が可能でした。
交流会の様子。写真左が小瀧さんです。
鑑賞後の交流会では藤原先生、アーティストで博士課程の國盛、私(吉峰)の3名で小瀧さんを囲み、様々なお話をお伺いすることが出来ました!
”宇宙の心”
小瀧さんは建築家として活躍されてきた一方で、かれこれ20年に渡って草間彌生氏の作品制作を担当されているそうです。今回の今回の展覧会で小瀧さんが制作を担当されたのは”宇宙の心”という彫刻作品です。この作品は熊本市現代美術館に所蔵されている作品です。
草間彌生氏に限らず、美術家の方は自分にはないスキルを使って作品を作るためにそのスキルに長けた方に作品制作を依頼したりします。草間彌生氏はもともと日本画を学んでいました。その後油彩画やアクリル画といった絵画だけでなく60年代にはパフォーマンスをされるようになり、彫刻やインスタレーション作品まで手がけるようになります。しかし全ての作品が自分だけで作れるわけではありませんので、自ら作れる絵画作品以外は基本的に外部の技術者の協力が必要になるのです。
スタッフの方々が撤収作業をされていました。※著作権の関係上、削除する必要があればコメント欄にお願いします。
質の高い作品を生み出すためにはこうしたコラボレーションが当たり前になっているのだなと改めて感じました!
世界的に活躍されている草間彌生氏。こうした規模の展覧会は世界各地で行われているそうで、ソウル(韓国)では本展と同じく6/15までソウルアーツセンターにて、また現在はサンパウロ(ブラジル)のInstituto Tomie Ohtake にて開催されています。
小瀧さんも本展の作品撤収が終了次第、韓国に向かわれると仰っていました。本記事の執筆時にはすでに搬出作業が終わっているかもしれません。
〆はやっぱり熊本ラーメン!うまし!でした。
今回小瀧さんとお話させていただけたことは、私にとって本当に良い機会でした。普段知ることの出来ない作品制作の裏側をすこしだけ垣間見ることが出来たように思います。お話の中では作品制作を請け負うだけではいつまでもイニシアティブを取れない、自分を前に出せないというような現実的な問題も聞け、作家・作品を取り巻く様々な現場の声を聴くことが出来ました。いつか自分もキュレーターとしてそのような現場に関わっていけたらと強く感じました。
(文責:吉峰)
鑑賞後は、建築家で現代美術家草間彌生氏の作品制作を担当されている小瀧弘幸さんとお会いする機会に恵まれました!
展覧会場。一部写真撮影が可能でした。
交流会の様子。写真左が小瀧さんです。
鑑賞後の交流会では藤原先生、アーティストで博士課程の國盛、私(吉峰)の3名で小瀧さんを囲み、様々なお話をお伺いすることが出来ました!
”宇宙の心”
小瀧さんは建築家として活躍されてきた一方で、かれこれ20年に渡って草間彌生氏の作品制作を担当されているそうです。今回の今回の展覧会で小瀧さんが制作を担当されたのは”宇宙の心”という彫刻作品です。この作品は熊本市現代美術館に所蔵されている作品です。
草間彌生氏に限らず、美術家の方は自分にはないスキルを使って作品を作るためにそのスキルに長けた方に作品制作を依頼したりします。草間彌生氏はもともと日本画を学んでいました。その後油彩画やアクリル画といった絵画だけでなく60年代にはパフォーマンスをされるようになり、彫刻やインスタレーション作品まで手がけるようになります。しかし全ての作品が自分だけで作れるわけではありませんので、自ら作れる絵画作品以外は基本的に外部の技術者の協力が必要になるのです。
スタッフの方々が撤収作業をされていました。※著作権の関係上、削除する必要があればコメント欄にお願いします。
質の高い作品を生み出すためにはこうしたコラボレーションが当たり前になっているのだなと改めて感じました!
世界的に活躍されている草間彌生氏。こうした規模の展覧会は世界各地で行われているそうで、ソウル(韓国)では本展と同じく6/15までソウルアーツセンターにて、また現在はサンパウロ(ブラジル)のInstituto Tomie Ohtake にて開催されています。
小瀧さんも本展の作品撤収が終了次第、韓国に向かわれると仰っていました。本記事の執筆時にはすでに搬出作業が終わっているかもしれません。
〆はやっぱり熊本ラーメン!うまし!でした。
今回小瀧さんとお話させていただけたことは、私にとって本当に良い機会でした。普段知ることの出来ない作品制作の裏側をすこしだけ垣間見ることが出来たように思います。お話の中では作品制作を請け負うだけではいつまでもイニシアティブを取れない、自分を前に出せないというような現実的な問題も聞け、作家・作品を取り巻く様々な現場の声を聴くことが出来ました。いつか自分もキュレーターとしてそのような現場に関わっていけたらと強く感じました。
(文責:吉峰)