
4月8日(火)、九州大学大学院芸術工学府の入学式が多次元ホールで行われました。修士課程145名、博士課程30名弱が入学し、研究を始めます。
芸術工学府長の安河内朗先生からは、
・学部生と大学院生では、時間の密度とスピードが違う。
・大学院の場合、学生の構成は多様で、他大学出身者、社会人、留学生などから構成されている。これをチャンスと捉え、活発なコミュニケーションをとり、様々な価値観へアプローチし、議論の幅を広げてほしい。
・日本の文化は、その中にいるとあえて発言しなくても通じる。同じ文化の中で育っているからである。しかしこれは、多数に流される危険性をも含む。
・これからの大学での人材育成では、リーダーシップ、国際化、自由な発想力、イノベーション力を発揮できる人を育てることが求められている。
・自分の意見をはっきり持って、コミュニケーション能力を発揮し、相手の価値観を理解すること。そういった中からイノベーションは生まれる。
・英語で議論できる能力も必要である。
これらを踏まえて素晴らしい研究成果を出してほしい。やる気をもって物事にあたってほしいというお話がありました。

岩 井