2014年3月29日
東大門(トンデムン)DDP(Dongaemun Design Plaza)
ソウル市内の東大門(トンデムン)にDDP(Dongaemun Design Plaza)が3月21日にオープンし、私たちはオープンまもないDDPを訪れることができた。ソウルデザイン財団が運営するDDPは、文化のプラットフォームで、デザイン分野をはじめ、クリエイティブ産業の役割を担う大規模施設となる。デザインと地域、人々とを結び、人材育成も役割として担いながら、デザインによる経済的な発展も実現していくことを目的としている。
ライトアップされるソウル駅旧駅舎
2014年3月30日
海雲台駅―佛国寺駅
海雲台駅はもともと釜山市海雲台区の市街地にあったが、去年の年末に複線化して近郊の住民が釜山にアクセスしやすいよう移転した。
この朝、ローカル線とも言える列車に乗り、ジャンさんと私は韓国の古都-慶州へ移動した。
慶州駅の前の一つ前の駅、佛國寺駅で電車を降りてみると、佛国寺駅は韓国鉄道公社が指定した「文化資産」の札を発見!! 詳しいことは書かれていないが、韓国の鉄道文化遺産ともいえるものであろうと思う。
世界遺産佛國寺、石佛窟
慶州周辺は、紀元前1世紀から10世紀に栄えた新羅王朝の都が置かれていた。佛國寺と石窟庵は、8世紀ごろ新羅の景徳王の時代、宰相の金大城により建立、新羅美術の最高峰・集大成という呼び声もある。
佛國寺は、韓国慶尚北道慶州市にある仏教寺院。韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の寺院で第11教区本寺。1995年、石窟庵とともに「石窟庵と佛國寺」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
ここではある道具を発見した。スタッフが長い鋏のような道具を使い、見学者の靴をきちんと並べていた。これはいいね。
国立慶州博物館が位置している慶州は新羅(BC57-AD935)千年の首都である。慶州には千年の新羅文化を中心に先史時代から朝鮮時代までの歴史と文化が残っている。このような重要性を勘案して、ユネスコは慶州の遺跡を世界文化遺産に登録している。国立慶州博物館はソウルの国立中央博物館に次ぐ韓国第二の国立博物館である。所蔵品は慶州地域を中心とした発掘調査や地表調査によって出土した文化財が大部分を占め、その中から約三千点を常設展示している。
夜の慶州駅
慶州駅で佛国寺駅と同じ韓国鉄道公社が指定した「文化資産」の札を発見した!
キムチチャーハン弁当を持ち、釜山へ帰る列車に乗る私。
2014年3月31日
韓国では、駅のホームと列車の乗車口の間にの床と列車扉の間に高度差があり、気をつけて降りましょう。
慶州歴史遺蹟地区
新羅の歴史文化を伝える遺跡が保存されている総合的な遺跡地区。2000年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。遺跡の種類により、南山・月城・大陵苑・皇龍寺・山城の5地区に分かれている。
慶州瞻星台(けいしゅうせんせいだい)は、韓国慶尚北道慶州市にある建造物で韓国の国宝(国宝第31号)。
石氷庫
石氷庫は言ってみれば石で作った自然の冷蔵庫。新羅時代(BC 57~AD 935)の首都であった慶州の半月城にあり、見た目は石窟に見えるが、入口の近くに立っただけでも冷気を感じ、冷蔵庫の機能を十分に果たしていたことが分かる。
慶州名物―慶州パン
2014年4月1日 さらば韓国また来るね。
今回で二回目となる韓国踏査。ふ印ラボの新米博士課程留学生―張さんのお蔭で、ハングルがわからなくても踏査をすることができました。砂田先生とご一緒した韓国の芸術文化教育推進政策を実施している団体・学校の皆さまへのインタビューと見学、そして、韓国の世界遺産・文化遺産とそのマネジメントについて見聞きするる機会を得、非常に勉強になりました。同時に、韓国内で出会った人々、驚異させた物事など、多くのことが私の心に残りました。また次回、韓国に行きたいと思っております。最後に心よりもう一度、張さん並びに韓国のみなさんに感謝します。カムサハムニダ!!
BY D1 柯勝釗