2013.11.24に菊池市文化会館で開催された田中尚人熊本大学講演会の即興記録です。
補足：佐佐木綱[ほか]著『景観十年風景百年風土千年』蒼洋社 (1997)という本があります。
↑は田中先生のpowerpointより
↑のムリンアンは「無鄰菴」です。明治27年（1894）から明治29年（1896）にかけて明治・大正の元老である山県有朋が京都に造営した別荘で、その名は，有朋が長州（山口県）に建てた草庵が隣家のない閑静な場所であったことから名付けられたとのことです。無鄰菴は昭和16年（1941）に京都市へ寄贈され，同26年（1951）には，庭園が明治時代の名園として，国の名勝に指定されています
↓田中先生のpowerpointより。
私自身は図書館研究をしております。田中先生の文化的景観の話は私には関係ないとか、別の分野だと思っておりました。しかし、最後の棚田サミットの成果が『通潤橋』という絵本になったというお話を聞き、非常に驚きました。文化的景観と図書館は関係あるんだ!文化的景観は大きな概念で、図書館はそれより小さな概念だと固定観念に縛られていましたが、2つは連動、または、図書館は地域の景観風景風土を支える柱であることをこの講演会から学びました。文化的景観→未来の地域をつくるという意味で、自分の研究につなげていきたいです。田中先生、どうもありがとうございました。田中先生には昨年10月の文化経済学会熊本大会以来、1年ぶりにお会いしました。精力的に国内国外を飛び回り、ご活躍されている様子。お忙しいとは思いますが、機会がありましたら、藤原研究室に遊びに来て下さいね。また赤木に行きましょう。
岩 井
