2013年10月16日、台風26号の影響で、
九州地方も風が強く吹き、小雨も降っていましたが、
今回の目的は登録文化財旧豊後森機関庫と旧豊後森機関庫転車台で
2009年度、2月6日に「旧豊後森機関区の関連遺産」
今回の現地調査では、幾つか隠された箇所を発見しましたが、
さて、どんな秘密が発見されていたのでしょうか? まるでインディ・ジョーンズのような藤原先生の足どりに、
この建物はまず現行の建築基準法の下で今後の保存再整備と活用を進めていくことになるため耐震調査をする必要があります。その後、耐震補強をしていくことになります。そのために現場調査をする必要が生まれました。
柱は重大なポイントです。
これまで基礎周りがどうなっているのか、誰も知りません。
このたび、はじめて藤原研究室の指導により検討がなされることになりました。
この日の早朝、福岡の大学から現場にたどり着くと、早速、関係の方々現場での作業を開始されています。藤原先生が以前に指示した箇所を重機を持ち込んでじっくりと掘っていました。
藤原先生は現場にたどり着くやいなや観察した後、もう少し深く掘ってみましょう、と指示を出します。どうも考えがある様子。手元のノートにこうなっているのではないか、と仮想スケッチを描き出します。
さらに掘ってみると、なんと驚くような光景が現れたのです。
私は驚きました。興奮しました。
次の写真を見てください。
柱の最下部の突き当たりに立方体の基盤が付いています。両脇もコンクリートの構造物が伸び、
今後の耐震補強を考えた場合、この隠された箇所の構造はとても重要です。その特徴からすると、ある程度、
耐震補強の構想とその方法も、
2・
以下の写真をよく見てください。
ほら、ミニ階段が出てきました
(P.S:こんなところも気付いたとは、さすが藤原・ジョーンズ!)
3・鋼鉄製レールもロールマーク=コード(code)が隠されていました。
現場で、
何これ? みなさん、興味があったら、
先生のことばです。
~私は「足思手考」という言葉がとても好きです。そこから未知のフィールドが何よりの学びの現場になるのです〜
現場での驚きや発見は現地調査の醍醐味です。
BY D1 柯勝釗