建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!


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ふ印ラボも深い関わりを持って、見守っていました!
ついに富士山、世界遺産に登録決定!
ふ印ボス(藤原惠洋教授)もプノンペンの世界遺産委員会での日本代表団のご苦労に思いを馳せながら、お疲れさまでした!と。

以下、NHKニュースより 
6月22日 17時35分
富士山が世界遺産に登録決定
ユネスコの世界遺産委員会は、22日、日本の富士山を、静岡県の三保松原を含めた形で世界文化遺産として登録することを決めました。
審議は異例の50分間にわたり、三保松原を除外しないよう求める声が相次ぐなど、富士山への各国の関心の高さをうかがわせました。

カンボジアの首都プノンペンで開かれている世界遺産委員会で、富士山を世界文化遺産として登録するための審査は、日本時間の22日午後4時半すぎから始まりました。
審査では最初に、ユネスコの諮問機関が「富士山は登録することがふさわしい。ただし三保松原を除外すべきだ」などと勧告しました。
これに対し、およそ20か国の委員から、三保松原の除外に疑問を呈する意見や、富士山を称賛する声が次々に上がり、富士山への各国の関心の高さをうかがわせました。
このうち、最初に意見を表明したドイツの委員は「富士山の登録を支持したい。三保松原を題材にした美術品も多く、登録から除外すべきでない」と述べ、富士山だけでなく、三保松原についても高く評価しました。
結局、当初は10分程度とみられていた審議は、50分近くにもわたる異例の展開となり、最終的には諮問機関の勧告を覆し、富士山を三保松原を含めた形で世界遺産として登録することが決まりました。
議長が木づちを打って富士山の世界遺産登録が決まると、会場からは大きな拍手が沸き起こり、日本の関係者たちが立ち上がって、各国の委員らと握手を交わすなど登録決定を喜んでいました。
また、静岡県の川勝知事と、山梨県の横内知事も、満面の笑みを浮かべて、まわりの関係者と握手を交わして喜びを分かち合っていました。

山梨・静岡両県知事がスピーチ

富士山の世界遺産への登録が決まったことを受けて、山梨県と静岡県の両知事は委員会の会場で喜びのスピーチを行いました。
はじめに山梨県の横内知事があいさつし、「委員会の皆様に心から感謝を申し上げます。富士山の登録が決まったことは日本人にとって大きな喜びです。今後も富士山の環境保全に全力を尽くしていきたい」と述べて、喜びをかみしめていました。
続いて静岡県の川勝知事は「この瞬間、ここにいることができてとても光栄に思っています。登録の決定は終わりではなく、始まりに過ぎないのです。日本人は富士山を守りこの遺産を次の世代に引き継いでいきます」と強い決意を述べました。

だめかと思っていた

一時は除外が勧告されていた静岡市の三保松原も含め登録が決まったことについて、地元、静岡市の職員からは喜びの声が聞かれました。
ユネスコの諮問機関「イコモス」は富士山の登録にあたって、静岡市清水区の三保松原を除外するよう勧告していました。
静岡市役所の文化財課では、職員たち6人がインターネットを通じて配信される審議の行方を固唾をのんで見守っていました。
審議では「富士山と三保松原の関わりや文化的な意味を考慮すると登録した方が妥当では」といった意見が各国から相次ぎ、最終的に三保松原の登録を認める結果が出ると、職員たちはほっとした様子で「もうだめかと思っていたのでよかったです」などと話していました。
静岡市文化財課の増田隆志課長は「三保松原が含まれるのは難しいかと思っていたが、地元の人たちの努力もあって登録されたと思う。本当に感謝している」と話していました。

集まった人から大きな拍手

富士山の世界文化遺産登録決定の瞬間、富士山のふもとの静岡県富士宮市は大きな歓声と拍手に包まれました。
富士宮市では市役所の1階にロビーに大型のスクリーンを用意し、インターネットを通じて、世界遺産委員会の審議の様子を映し出し、集まったおよそ500人の市民が登録決定の瞬間を見守りました。
そして午後5時半すぎに決定すると、「おめでとう」とか「やった」などの歓声や大きな拍手がわき上がり、富士山の世界文化遺産登録を祝っていました。
そのあとすぐに、庁舎玄関前に用意された直径1メートルほどの大きさのくす玉が割られ、会場に集まった人たちから大きな拍手が沸き上がっていました。

よかった、安心した

富士吉田市役所では堀内茂市長が市の担当部長から富士山の世界文化遺産登録の一報の連絡を受けました。
堀内市長は、「審議が長かったので待ちくたびれましたがよかったです。安心しました」と満面の笑顔で話していました。
また臨時の部長会議が開かれ、堀内市長が富士山の環境保全対策に力を入れていくことなどを指示しました。
そして、防災行政無線で登録が決定したことを市民に伝えていました。

クールジャパンの元祖だ

安倍総理大臣は「富士山の多彩な美しさに、古来、私たち日本人は、感動し、元気づけられてきた。その『私たちの富士山』が、『世界の富士山』になり、心からうれしく思う。富士山は、まさに『クールジャパン』の元祖だ。世界遺産登録を機に、政府も海外への発信を強化し、多くの外国の方々にも日本に足を運んでもらい、富士山を見てほしいと願う。世代を越えて、富士山を守っていく。国民の皆さんとともに、その決意を新たにしたい」というメッセージを発表しました。

知事らが記者会見

富士山の世界文化遺産への登録が決まったあと、ユネスコの木曽功大使と文化庁の近藤誠一長官、それに静岡県の川勝平太知事と山梨県の横内正明知事がそろって記者会見を開きました。
ユネスコの木曽大使は「ほとんどすべての国から三保松原を含めた登録の支持をもらい、感動している。静岡と山梨、文化庁などオールジャパンで取り組んだ結果だ」と話していました。
また文化庁の近藤長官は「木曽大使と分担して、最後まで三保松原を含めた富士山の世界遺産登録をアピールしてきた。各国に富士山を取り巻く日本人の精神性を理解してもらい、三保松原を含めた登録という予想以上の成果につながり、感動した」と話していました。
静岡県の川勝知事は「三保松原の登録はほとんど不可能だと思っていたが、審議で発言したほとんどの国が富士見の場所として重要だと指摘してくれ、胸が熱くなる思いだった」と話していました。
山梨県の横内知事は「審議で発言した19か国すべてが富士山の登録を支持してくれた。今後はこれまで以上に富士山の保全が求められるので、行政だけでなく、地域ぐるみで保全活動を進めていきたい」と話していました。

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