こんにちは。卒論生、サッカー小僧の平川耕輔です。
先週末の2013年6月22日(土)および6月23日(日)に一泊するかたちで熊本県菊池市に行ってきました!
忙しく複数の研究会や地元の方々との意見交換や交流の場づくりを実践することができました。
これは私の今後の卒業研究にも反映していくことができるエッセンスに満ちているなあ、と思いますので、思い出し思い出し、書き残しておきます。
私から、より多くの仲間のみなさんへ発信することが有意義な次の展開を生み出すことと思いますので、早速、メモ状態で私のレポートを書き出します。
★一日目!6月22日(土)がんばって高速バスを乗り継ぎ、熊本県菊池市をめざして行く!
複数の研究会のスタッフとして活動を開始。
九州大学地域情報化研究会 第1回研究会 14:00〜16:00
九州大学地域図書館創造研究会第1回研究会 武雄市図書館視察レポート 16:00〜18:00
菊池まちづくり道場 19:00〜21;00
★二日目! !6月23日(日)地元で展開中の軽トラック朝市のスタッフとして活動、そこから縁が次の縁を呼び、どんどん活動範囲が広がって行きました!
湯ったり菊池の軽トラ朝市サポート・九州大学ふ印ショップの売り子と他の出店者の取材チーム 6:30〜12:00
養生を語らせればわが国ナンバーワンの竹熊宜孝先生主宰による養生伝承館訪問 14:00〜17:00
と、とても内容の濃い 二日間でした!
以下、コメントと写真をアップします。
一日目!九州大学地域情報化研究会。続けて、九州大学地域図書館創造研究会へ。午後2時に始まり、午後6時までたっぷりと地域課題を素材とした研究会を展開しました。
まず、九州大学地域情報化研究会の様子。流行のSNSと地域を組み合わせた研究、自分が使っていることも話題の中にしっかりと含まれており、予想以上に身近な問題で分かりやすかったです。
初めての試みとして、研究会内容を同時にUstream配信しながらの発表。
そして佐藤さん、ごめんなさい。
今まで先輩の研究内容知らなかったです。(笑)
続いて開催された九州大学地域図書館創造研究会。
さる6月6日(木)に踏査で訪ねた佐賀県の武雄市図書館をレポーター役(本来は岩井千華さんでしたが、西日本図書館学会が同時刻に北九州で開催されていたため欠席、遅れて辿り着きました)の藤原惠洋先生が紹介しながら、参会者の図書館に対する夢や希望、近々建設されていく菊池市の図書施設に対する抱負などを語り合いました。
藤原先生は冒頭に主旨説明。
武雄市役所を訪問した問題意識を確認しながら、武雄市のみならず、この20年来、各地で取り組まれて来た図書館まちづくりの成果と課題を見て行く必要があることを強調。
規制緩和時代において図書館のみならず各地の公共・文化施設の管理運営が市民目線からの厳しい見直しを受けるようになり、新たに「指定管理者制度」が登場してきた経緯を押さえておく必要がある、こうした流れことを受け、武雄市で何が行われているのかを冷静に見て行く必要があるだろう、と前提になる話を強調されました。
そのうえで今回の武雄市図書館のリニューアル事業から学ぶべきこともじつにいろいろありますねえ、と6月6日踏査時の参加者や研究会参会者の率直な感想を拾い集めていきました。
朝9時から夜9時までの開館は市民目線として重要な改革だろう。
欲しくなった書物をそこで購入できるのは凄い。
美味しい珈琲やお茶を飲みながらの書物のひとときは、なんとなく気分が良い。
手にした雑誌を見ていて、旅行をしたくなったり、美しい小物を手に入れたくなる。
朝から夜まで、居続けたくなるようなインテリアや空間が良かった。
図書館の堅苦しい雰囲気が刷新されている。
地方とは思えないオシャレな雰囲気に感謝したくなる。
欲しかった書物の検索がとても簡単だった。
なんとなく行きたくなるような場所になっている。
・・・・・図書館のイメージを変えていてとても良い、という評価が相次ぎました。
一方で、せっかくの指定管理者制度を用いた場合に、全国に展開する均質的な生活文化事業主をあえて持って来なければ、疲弊して行く地域社会の再生ができないのなら、地方分権も地域主権もあったものじゃない、結局は地域社会はみずからの力で再生はできないのだろうか、と身近な菊池に対する観点にも論議を広げて行きました。
疲弊して行くばかりの中心商店街の再生や団地の再生を論議する場合に、ユニクロ、スタバ、ツタヤの三点セットを持ってくればなんとかなるよ、といった安易な観点もあると聞きます。
今回、武雄市が10数年前に建てたばかりの図書館を再生の課題として持ち出したこと、それはいったいなぜだったのでしょうか?
建物とあわせて経営内容のリニューアルをめざす際、いったい以前の図書館の何が問題だったのだろうか? 図書館は利用者が多ければ良いという施設ではないのでないか? 図書館再生プログラム構築にさほど市民の意見は吸い上げられていなかったと聞いたが、よく武雄市民の方々が納得したものだ! と踏査参加者からの意見が相次ぎました。
もともと図書館好きな市民や、図書館をほんとうに必要としている市民の声を反映させない市民不在とも言える性急な手法は菊池には似合わないだろう、お隣の伊万里市図書館のように時間をかけてじっくり練り上げていくのが菊池には似合っているのではないだろうか、との意見が多かったようです。
また会の最後には、菊池市には十分な図書館施設がないものの、そこで読み聞かせボランティアとして大活躍している「エプロンおばちゃん」グループの3人ご婦人チームが自己紹介。本好きや物語好きの子ども達をどんどん育てていきたいと抱負を述べていただきました。次の研究会時には、ほんものの読み聞かせパフォーマンスをぜひ拝聴したいとの声が相次ぎました。
次回の開催案内は必ず伝えますから、とお伝えして閉会。
さてその後、夕方から会場をかえて、菊池市の歴史的な町並み・御所通りへ。
「菊池まちづくり道場」を開催する会場となった国登録有名文化財として知られる松倉邸へ。
威風堂々の昭和初期の建物。
立派だね、これね。
ゲストは服部英治さん。地元の有名な方です。菊池観光協会会長さん。そして有名な七城温泉ドームや、七城メロンドームの社長さんもされていたとか。福岡でもけっこう知られていますね。
聞き手は、いつものようにふ印ボスこと藤原惠洋先生。どうも文化庁文化審議会世界文化遺産特別委員会の一人として、富士山を審議しているカンボジア・プノンペンでのユネスコ世界遺産委員会の様子が気になる様子。どうなっているかなあ、インターネットでのライブ中継が見てるはずだけれど、とそわそわ。
でも対談が始まると、驚くべきことが次々と発覚。
ふ印ボスのさらに2学年上の子ども先輩が服部氏だった!
子どもの頃、じつに多彩な年中行事を毎日毎日学校から家に帰ったら、あたりの同級生や先輩後輩が一緒になって盛り上げていた、じつにたくさんの遊びや交流がそこにはあって、豊かな子ども世界が広がっていたそうなんあです。
話は尽きない程、いろいろな子ども話が繰り広げられましたが、私が聞いていて耳に留まったことは、やや論点が異なるかも知れませんが、「子どもは昔に比べ、遊びを圧倒的に知らない」という言葉。
遊びが貧しくなったという視点が印象的でした。
・親の第三次産業の増加で、屋内で遊ぶことを厭わない。(農家で家にいるとよく手伝わされる)
・家庭用ゲーム機の影響
でしょうか。
その後、服部氏は高校卒業後、福岡市内の大学へ進学、さらには観光業へ進路を決めて就職されていきました。
話はとても発展していき、聞いていても有意義でした。
さてさて、ねぎらいの意味も含めて、その後は懇親会へ。
いろいろな参会者と良い出会いをすることができました。
最後に湯ったり菊池らしい温泉へ入りたいと所望。時間が時間だったので、深夜でも入れる七城温泉ドームの大浴場へ入浴。これで一日の汗を流すことができました。
おっと意外なものがありました。わが研究室の卒論仲間の福居君へ・・・・・!
二日目!!
隈府の朝は早い。軽トラ朝市準備中!
となりの芝生は青い。とてもとても青い。
売上、今回はいつもの約3倍ほどとのこと(・◇・)ゞ
ご購入いただいた皆様、ありがとうございました!
その後竹熊さんのご自宅へ。
竜門ダム近くにあった家を2つ譲り受け移築(!)されたとのこと。
とても広く高い。天井の梁は先生が気に入るのでは?との話題が。笑
元医師であられ、人間の「いのち」について深く考えさせられました。
来月の藤原先生との対談、どういったお話が聴けるのか楽しみです。
来月、是非皆さん一緒に行きましょう!
平川耕輔
先週末の2013年6月22日(土)および6月23日(日)に一泊するかたちで熊本県菊池市に行ってきました!
忙しく複数の研究会や地元の方々との意見交換や交流の場づくりを実践することができました。
これは私の今後の卒業研究にも反映していくことができるエッセンスに満ちているなあ、と思いますので、思い出し思い出し、書き残しておきます。
私から、より多くの仲間のみなさんへ発信することが有意義な次の展開を生み出すことと思いますので、早速、メモ状態で私のレポートを書き出します。
★一日目!6月22日(土)がんばって高速バスを乗り継ぎ、熊本県菊池市をめざして行く!
複数の研究会のスタッフとして活動を開始。
九州大学地域情報化研究会 第1回研究会 14:00〜16:00
九州大学地域図書館創造研究会第1回研究会 武雄市図書館視察レポート 16:00〜18:00
菊池まちづくり道場 19:00〜21;00
★二日目! !6月23日(日)地元で展開中の軽トラック朝市のスタッフとして活動、そこから縁が次の縁を呼び、どんどん活動範囲が広がって行きました!
湯ったり菊池の軽トラ朝市サポート・九州大学ふ印ショップの売り子と他の出店者の取材チーム 6:30〜12:00
養生を語らせればわが国ナンバーワンの竹熊宜孝先生主宰による養生伝承館訪問 14:00〜17:00
と、とても内容の濃い 二日間でした!
以下、コメントと写真をアップします。
一日目!九州大学地域情報化研究会。続けて、九州大学地域図書館創造研究会へ。午後2時に始まり、午後6時までたっぷりと地域課題を素材とした研究会を展開しました。
まず、九州大学地域情報化研究会の様子。流行のSNSと地域を組み合わせた研究、自分が使っていることも話題の中にしっかりと含まれており、予想以上に身近な問題で分かりやすかったです。
初めての試みとして、研究会内容を同時にUstream配信しながらの発表。
そして佐藤さん、ごめんなさい。
今まで先輩の研究内容知らなかったです。(笑)
続いて開催された九州大学地域図書館創造研究会。
さる6月6日(木)に踏査で訪ねた佐賀県の武雄市図書館をレポーター役(本来は岩井千華さんでしたが、西日本図書館学会が同時刻に北九州で開催されていたため欠席、遅れて辿り着きました)の藤原惠洋先生が紹介しながら、参会者の図書館に対する夢や希望、近々建設されていく菊池市の図書施設に対する抱負などを語り合いました。
藤原先生は冒頭に主旨説明。
武雄市役所を訪問した問題意識を確認しながら、武雄市のみならず、この20年来、各地で取り組まれて来た図書館まちづくりの成果と課題を見て行く必要があることを強調。
規制緩和時代において図書館のみならず各地の公共・文化施設の管理運営が市民目線からの厳しい見直しを受けるようになり、新たに「指定管理者制度」が登場してきた経緯を押さえておく必要がある、こうした流れことを受け、武雄市で何が行われているのかを冷静に見て行く必要があるだろう、と前提になる話を強調されました。
そのうえで今回の武雄市図書館のリニューアル事業から学ぶべきこともじつにいろいろありますねえ、と6月6日踏査時の参加者や研究会参会者の率直な感想を拾い集めていきました。
朝9時から夜9時までの開館は市民目線として重要な改革だろう。
欲しくなった書物をそこで購入できるのは凄い。
美味しい珈琲やお茶を飲みながらの書物のひとときは、なんとなく気分が良い。
手にした雑誌を見ていて、旅行をしたくなったり、美しい小物を手に入れたくなる。
朝から夜まで、居続けたくなるようなインテリアや空間が良かった。
図書館の堅苦しい雰囲気が刷新されている。
地方とは思えないオシャレな雰囲気に感謝したくなる。
欲しかった書物の検索がとても簡単だった。
なんとなく行きたくなるような場所になっている。
・・・・・図書館のイメージを変えていてとても良い、という評価が相次ぎました。
一方で、せっかくの指定管理者制度を用いた場合に、全国に展開する均質的な生活文化事業主をあえて持って来なければ、疲弊して行く地域社会の再生ができないのなら、地方分権も地域主権もあったものじゃない、結局は地域社会はみずからの力で再生はできないのだろうか、と身近な菊池に対する観点にも論議を広げて行きました。
疲弊して行くばかりの中心商店街の再生や団地の再生を論議する場合に、ユニクロ、スタバ、ツタヤの三点セットを持ってくればなんとかなるよ、といった安易な観点もあると聞きます。
今回、武雄市が10数年前に建てたばかりの図書館を再生の課題として持ち出したこと、それはいったいなぜだったのでしょうか?
建物とあわせて経営内容のリニューアルをめざす際、いったい以前の図書館の何が問題だったのだろうか? 図書館は利用者が多ければ良いという施設ではないのでないか? 図書館再生プログラム構築にさほど市民の意見は吸い上げられていなかったと聞いたが、よく武雄市民の方々が納得したものだ! と踏査参加者からの意見が相次ぎました。
もともと図書館好きな市民や、図書館をほんとうに必要としている市民の声を反映させない市民不在とも言える性急な手法は菊池には似合わないだろう、お隣の伊万里市図書館のように時間をかけてじっくり練り上げていくのが菊池には似合っているのではないだろうか、との意見が多かったようです。
また会の最後には、菊池市には十分な図書館施設がないものの、そこで読み聞かせボランティアとして大活躍している「エプロンおばちゃん」グループの3人ご婦人チームが自己紹介。本好きや物語好きの子ども達をどんどん育てていきたいと抱負を述べていただきました。次の研究会時には、ほんものの読み聞かせパフォーマンスをぜひ拝聴したいとの声が相次ぎました。
次回の開催案内は必ず伝えますから、とお伝えして閉会。
さてその後、夕方から会場をかえて、菊池市の歴史的な町並み・御所通りへ。
「菊池まちづくり道場」を開催する会場となった国登録有名文化財として知られる松倉邸へ。
威風堂々の昭和初期の建物。
立派だね、これね。
ゲストは服部英治さん。地元の有名な方です。菊池観光協会会長さん。そして有名な七城温泉ドームや、七城メロンドームの社長さんもされていたとか。福岡でもけっこう知られていますね。
聞き手は、いつものようにふ印ボスこと藤原惠洋先生。どうも文化庁文化審議会世界文化遺産特別委員会の一人として、富士山を審議しているカンボジア・プノンペンでのユネスコ世界遺産委員会の様子が気になる様子。どうなっているかなあ、インターネットでのライブ中継が見てるはずだけれど、とそわそわ。
でも対談が始まると、驚くべきことが次々と発覚。
ふ印ボスのさらに2学年上の子ども先輩が服部氏だった!
子どもの頃、じつに多彩な年中行事を毎日毎日学校から家に帰ったら、あたりの同級生や先輩後輩が一緒になって盛り上げていた、じつにたくさんの遊びや交流がそこにはあって、豊かな子ども世界が広がっていたそうなんあです。
話は尽きない程、いろいろな子ども話が繰り広げられましたが、私が聞いていて耳に留まったことは、やや論点が異なるかも知れませんが、「子どもは昔に比べ、遊びを圧倒的に知らない」という言葉。
遊びが貧しくなったという視点が印象的でした。
・親の第三次産業の増加で、屋内で遊ぶことを厭わない。(農家で家にいるとよく手伝わされる)
・家庭用ゲーム機の影響
でしょうか。
その後、服部氏は高校卒業後、福岡市内の大学へ進学、さらには観光業へ進路を決めて就職されていきました。
話はとても発展していき、聞いていても有意義でした。
さてさて、ねぎらいの意味も含めて、その後は懇親会へ。
いろいろな参会者と良い出会いをすることができました。
最後に湯ったり菊池らしい温泉へ入りたいと所望。時間が時間だったので、深夜でも入れる七城温泉ドームの大浴場へ入浴。これで一日の汗を流すことができました。
おっと意外なものがありました。わが研究室の卒論仲間の福居君へ・・・・・!
二日目!!
隈府の朝は早い。軽トラ朝市準備中!
となりの芝生は青い。とてもとても青い。
売上、今回はいつもの約3倍ほどとのこと(・◇・)ゞ
ご購入いただいた皆様、ありがとうございました!
その後竹熊さんのご自宅へ。
竜門ダム近くにあった家を2つ譲り受け移築(!)されたとのこと。
とても広く高い。天井の梁は先生が気に入るのでは?との話題が。笑
元医師であられ、人間の「いのち」について深く考えさせられました。
来月の藤原先生との対談、どういったお話が聴けるのか楽しみです。
来月、是非皆さん一緒に行きましょう!
平川耕輔