建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

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九州大学大学院芸術工学研究院藤原惠洋研究室は、毎日の暮らし空間や居場所を
たいせつに守り残した地域社会を対象として地域再生デザインに関する実証研究と
実践的なデザイン提案活動を展開してきました。

また九州大学の教育改革に対しても、地域社会と芸術文化環境コンテンツとの
橋渡しを実践的に体得する教育プログラムとして独自の調査研究活動を展開
しています。

 

 ここにご案内します2013年7月13日(土)14日(日)15日(月・祝)
に開催予定の
3回高浜フィールドワーク+リデザイン・ワークショップは、
こうした大学と地域社会の連携を基盤とした実践的デザインサーベイの
合宿型学外演習です。

 

 

 厳しい格差社会の現実や限界集落の桎梏をのり超えながら、少子高齢化や
後継者不足を補ってあまりある元気な地域社会には、必ず独特の人間力や紐帯力が
随所に隠されています。適切な地域社会を対象とし、そこに潜む魅力や資源を
再発見し、人間力や紐帯力のひそみに触れながら、暮らすこと、生きること、
お互いを支え合うこと、足りないものを補い合うこと、といたって当たり前の
ことを見事に循環させながらマネジメントし続けている地域社会から学びとる
ことは少なくありません。

 
 

 今回のフィールドは一昨年、昨年に引き続き、熊本県天草市の東シナ海を望む
麗しい西海岸で知られる高浜地域を設定します。

 まず前半、この地を対象としたフィールドワークをしながら、各所に潜む有形・
無形・環境全体へ関わる地域固有資源を再発見していきます。そこでは高浜の
暮らしを支え、日々を演出してくれる豊かな資源とデザインソースがたっぷりと
見つかるはずです。同時に冷静に見つめて行けば、そこには暮らしの不便さや
地域社会の不活性問題等もあぶりだされてくるにちがいありません。
 

 

そこで後半は、こうした課題を丁寧に見つめ、背景を学びながら、解決への
方策や隠された可能性を暖めて行く提案へのリデザイン(課題解決型提案デザイン)
を行います。

  

 さらに以上のダイナミックな活動を九州大学の演習として終わらせるのではなく、
実際の高浜地区の地域振興や再生デザインに還元して生かしていくため、
高浜地区振興会や高浜地区住民の方々と協働しながら実践と実現への道をたどって
行くことがたいせつだと考えています。

すでに3年度めの継続開催となる今年は、これまで私たちが試みて来た活動が、
どのように効果を生み出そうとしているのか?

種まきした種がどのように発芽していくのか?どのように結実していくのか?という
道筋を真摯にふりかえりながら、これからの可能性を参加者全員でみきわめて
いきたいと考えています。
そのため新たに達人チームを結成して活動記録映像の作成を同時に行う予定です。

 
 

 また本事業の参加者は事業経費を相互に負担し合うかたちで自主参加しており、
こうした参加者主体の事業であることが特徴のひとつですが、初年度より本演習
には本格的な実践デザイン活動を展開している建築家やデザイナー、さらには
九州大学芸術工学部(旧九州芸術工科大学)出身の先輩デザイナーたちも
多数参加・介在しており、こうした参加者によるネットワークも広範に
育ちつつあり、本年2月には東京都内において本格的な報告会を開催することも
できています。

こうした参加者のネットワークは、高浜地区にとっても大きな資産を成して
いくものと考えられ、今後ともこのような参加者の相互関係を育みながら
活動モデル地区としての成果をより広範な地域社会再生へ向け提起していくことも
次の課題となりつつあります。

以上、概略をお知らせしましたが、将来にわたり次世代型のデザイン活動や
ソーシャル・インクルーシブ(社会包摂型)な創造活動に関わっていきたいと
志願する学生・大学院生諸君へおすすめの滞在型プログラムとなっています。
興味のある方はどうぞご参加ください。


詳細

日  程

 

2012713日(土)14日(日)15日(月・祝日)

フィールドワーク対象

 

熊本県天草市天草町高浜地域全域を活用

現地での参加費用

 

学生10,000円(現在交渉中)

 

 

高浜地区住民のご家庭に宿泊するホームステイ型滞在

(宿泊・全食事・懇親会費・九大バスを用いた福岡~天草間往復交通費含む)

 

 

活躍社会人20,000円(現在交渉中)

 

 

現地の茶碗屋旅館・白磯旅館に宿泊する旅館利用

(宿泊・全食事・懇親会費・現地集合現地解散)

企画・連絡先

 

九州大学大学院芸術工学研究院藤原惠洋研究室

 


email   keiyo☆design.kyushu-u.ac.jp (☆→@)


 

●現地合宿は高浜地区振興会のご協賛により、高浜地区住民の家庭へ23名づつ
 分かれて民泊を予定しています。

●社会人の旅館宿泊については現地二館をまとめて事務局が対応、予約をします。

●以上、現地にて2泊3日の滞在型合宿演習を基本としており、心身ともに
 健康であり、本演習への参加意欲や動機が明快であることを期待します。

●委細はどうぞご相談ください。現在、事務局を九州大学大学院芸術工学研究院
 藤原惠洋研究室が担当しており、高浜地区振興会のみなさまと近々詳細を
 
相談のうえ決定していく予定です。

 

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