望月ゆうさく君は 福岡・東京を中心に世界中で活動しているジャグリングパフォーマー。大道芸ワールドカップin静岡が開催される静岡県静岡市の出身で、大学で九州大学に来ました。九州大学芸術工学部では藤原研究室に所属し、卒業後は、更に、東京芸術大学大学院に進学、美術研究科先端芸術表現専攻日比野克彦研究室に所属し、修了。この春から、パフォーマー一本になりました。九大在学中は、映像工学を学ぶ傍ら、ジャグリングやタップダンス、パントマイムなどを身に付け、在学中の2009年、アメリカで開催されたジャグリング世界大会に出場。見事、一般個人部門で3位に入賞。大道芸の投げ銭のみで50日間海外を旅したこともあるそうです。人と人、人と場を繋ぎ、異空間を創造するコミュニケーションメディアとしてのジャグリングを研究しているそうです。
まず、TED Fukuokaという番組に出演している彼をご覧ください。
http://tedxtalks.ted.com/video/at-TEDxFukuoka-4
↓優秀な学生だっだのですね。
↓彼はディアボロを中心にパフォーマンスします。ディアボロとは何か?wikiによると、ディアボロとは空中で回転させるタイプの独楽で、この独楽は2つのお椀を底でつけたような形。これを2本の棒に紐をつけたもので、回転させ安定させることで操るのだそうです。ディアボロの語源は、悪魔の杯とか、はたまた、ギリシア語の「dia交差する」「bolo投げる」から来たとか、発明者は12世紀初頭のフランスの技術者・ギュスターヴ・フィリパールとかありますが、はっきしません。
↓こんな感じ。
↓この他にもこんなパフォーマンスも。
こんな彼が自らのパフォーマンスで使うディアボロを自らで作るとして、九大に来ました。100円ショップで買ったお椀をつなげたものが、試作第1号。
お隣のテーブルでは、こんな上手なスピーカーがつくられていました。
試しに使ってみます。
↓今度は木製サラダボールが素材です。
結局3つ作りました。
また、使ってみます。
どれもキレイに回りました。ご本人の腕が良いのかと思います。私は福岡に来て、彼のパフォーマンスを見るまで、大道芸というのは何かの片手間にするものだと思ってました。しかし、彼のディアボロに対する姿勢を見ると、単なるパフォーマンスでは無いと思えてきます。プライベートアウトリーチ活動とでもいいましょうか。芸の裾野を広げる契機、自らの存在を周知させるための活動のようです。研究熱心な望月ゆうさくさん。あのシルク・ドゥ・ソレイユでアーティストとしてパフォーマンスする日も遠くないのかなァと感じました。
岩井