建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
こんにちは。
ノッポ特派員の藤原旅人です。
3年に1回の間で行われている瀬戸内国際芸術祭が今年も
はじまりました。
前回までは主に夏の間が開催期間だったのですが
今年からは春、夏、秋と3季に渡って芸術祭を開催するような
仕掛けになっています。春シーズンが4月21日まででしたので
駆け足ではありましたが調査に行ってきましたのその報告を
行いたいと思います。 
今回の調査では小豆島、男木島、女島、沙弥島を回りました。
特に僕はこれまで4回程瀬戸内の芸術祭には来ていますが
小豆島と沙弥島ははじめてでした。

■小豆島編■
小豆島はオリーブの産地で有名な島で瀬戸内の島では一番大きな島です。
この小豆島を1日で全部見ることは難しく土庄(とのしょう)のエリアと三都半島の
エリアに絞ることにしました。 
小豆島は石の原産地でもあった島で古くは大阪城につかわれたりと
石奉行が小豆島に滞在しており、その本陣跡も土庄本町には残っております。
土庄本町でプロジェクト集団「目」により展開されている 活動は
迷路となり入り組んでいる街並にさらに新しい路地を仕掛けるというもの。
新しい路地のはじまりはこの家から展開されていきます。DSC_8288

以下は小豆島の作品。
ちなみに自転車で小豆島を回るのは危険です(足がパンパンになります)
坂道が多く、山の方にもたくさん作品があります。
4人くらいで行ってレンタカーを借りるのがベストです。

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小豆島では三都半島芸術村事業というものがあり、この活動はこれまで
瀬戸内国際芸術祭とは別々の活動だったようです。毎年、この小豆島の
三都半島に東京藝術大学から何人かのアーティストが滞在し
AIR(アーティスト・イン・レジデンス)を行っていたそうです。
今回の芸術祭から共同して活動を行うようになったということです。

DSC_8361

自転車で回っているとこの黄色いTシャツがかかっている家がちょこちょこ見えてきます。
このTシャツのかかっている家はトイレと道を教えてくれます。

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夜の高松港。
ここからすべての島々へと船で行くことができます。

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 ■沙弥島編■
沙弥島は正確には島というより島のイメージです。
下の写真にも写っていますが瀬戸大橋の下に位置して
この場所には東山魁夷せとうち美術館もありそちらも楽しめる嗜好にも
なっています。またふ印の博士課程に在籍されていた谷口先生が教鞭をとられている
神戸芸術工科大学の学生達の作品もありました。旧小中学校を改装し
創造性の高い拠点となるべく地元の文化資源である「3つの白」(砂糖、塩、木綿)
をモチーフにしたプロジェクトが展開されていました。

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■男木島■
 男木島は人口約200人程度の小さい島です。
島の中を歩くとすぐにわかることですが、小さい道が行き交っており
坂道が急で、地元に人はみなおんば(乳母車)を使用しています。
そこで前回の芸術祭(2010開催)からオンバファクトリーの活動が展開しています。
島の人の要望に添ったおんばを作成しデザインしています。
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またここでも中学校を改装し男木中学校というプロジェクトが展開
されています。会田誠、大岩オスカール、小沢剛といった昭和40年世代の
作品が展示されています。夏には合宿で恊働型の作品が展示されるとのこと。

今回、瀬戸内国際芸術祭で調査を行ってわかったことは
地元の人々の芸術に対する反応がとても良くなっていることがいえると思います。
3つの島でいろんな方にヒヤリングを行いましたが、
多くの方が自分がつくった作品のように秘密のエピソードを
話してくださったので印象的でした。
これは、アーティストとの交流もしかり、そのアーティストが
つくった作品への主体的な関係づくりというものが瀬戸内の各島々で
展開されているのかなということを感じました。
またどこかのタイミングで正式な報告会を行いたいなと思います。

そして春シーズンは今週末までですが、夏シーズンは 7月から9月まで開催されます。
今度は藤原研究室全体で調査を行いましょう! 


ノッポ特派員:藤原旅人 

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