ご来場のみなさまはじめ、ご協力下さったみなさま、ありがとうございました。
-あんなに盛り上がるとは正直思っておりませんでした。
高浜東京大報告会は、内田洋行本社ビル「ユビキタス協創広場CANVAS」にて開催されました。
会場の立派さにまずオドロキです。
高浜のみかんやカボチャのお持ち帰りもありました。
開会式
高浜地区振興会 大里集会長
九州大学大学院芸術工学研究院 藤原恵洋
高浜東京会 川原利之
パワープレイス副社長 前田昌利
サムスン電子ジャパン 吉田道生
JR九州 荒川堅太郎
天草宝島観光協会 中川みどり
基調報告(九州大学大学院教授) 藤原恵洋
おもしろ成果報告
藤原旅人 北岡慶子 九州大学大学院
本多癸未夫 高浜地区振興会
中川みどり 高浜地区振興会
佐久間彩記 千葉大学大学院(サムスン電子グローバルデザインプロジェクト)
森 信行 高浜地区振興会
宇土寿美 高浜地区振興会
記念シンポジウム
(パネリスト)
田中光徳 高浜地区振興会
千葉友平 下浦石工
荒川堅太郎 JR九州
千代田健一 パワープレイス
倉内慎介 パワープレイス
(進行) 國盛麻衣佳 九州大学大学院
(進行) 若杉浩一 パワープレイス
+ せんだご汁&こっぱもちのふるまい
という内容で行われました。
特に前田副社長から出た「リレーションデザイン」という言葉は初めて聞きました。
パワープレイスのHPをみたところ、パワープレイスの業容として、以下の3つがあり、リレーションデザインとは、エンパワーメントを生み出す場の構築だということがわかりました。
●学ぶ場」「働く場」「集う場」の空間デザイン
● ワークプレイス構築の為のトータルエンジニアリング
● 組織や人をエンパワーメントする「場」の構築(リレーションデザイン)
又、JR九州の荒川さんから、「地域が元気じゃないとJR九州も元気にならない」 という話を聞き、企業はそんなに地域との結びつきを大事にしているのだとはじめてわかりました。
基調報告をした藤原先生は「地域社会に行くと部分の力では生きていけない」「小さな回路からは大きな交流は生まれない。
介在者が必要で、いつもとは違うことをすることにより より大きな回路が生まれる」とのことでした。
もちろん、土地の文脈を押さえてですが。
私個人としては千葉大大学院・工学研究科でデザイン科学を専攻している佐久間さんの発表を多くの人達に聞いてほしいと思いました。
「デザインを学ぶことは人を知ること」
「デザインをするとき学生は臆病になる。なぜなら、企業のようにノウハウがあるわけではないし、地元の人々と仲良くなれる場があるわけでもない。すべて頭の中でデザインしていく。そんな時、これでは人は動かないのではなかろうかと思う。しかし、この高浜FWに参加して、熱い思いを持った地元の人々と接することで信頼関係を持つことができたことがこのFWで最も得たことである。そして、この土地をよそ者にも好きになってもらいたいという願いで発信できるものを作った。それが、FWの成果として、ブランディング、ストーリーシナリオ、SNSとなった。土地が持っている要素を最大限発揮して伝えるものは何かを考え、FW中、いろんなものを作ることで地元の人達を信じることを学んだ。」
そして、東京に戻りこのFWに参加した学生6人で、『mりんく』という子どもが薬を飲む時に使う補助器具を作り上げ,グッドデザイン賞にエントリーしたというのです。びっくりしました~。そんなこと知りませんでした。
FWの現場で得たものをちゃんと練って一つのものに結実させていたとは。昨年7月高浜に来る前までは見ず知らずの6人が、高浜FWを通して知り合いになり、今まで知らなかった地方のことを考えるようになり、皆で一つのものを作り上げるというところに達したということは、このようなことではないかと思います。-それは、高浜には何かしらの課題があり、それを乗り越え、より良い地域社会にしていこうとするインスピレーションを皆に喚起させる何かを持ったパワースポットならぬ、パワープレイスだった。
みなさん、今年の7月も高浜へ行きましょう!!
※私は、後半のプログラムを見ておりません。なぜなら、せんだご汁とこっぱもちつくりの手伝いをしていたからです。主に女性2~3人で作りました。作ってくれた宇土さんによりますと、材料を内田洋行に輸送するところから、大変だったようです。この日も、あると思っていたものを見つけられなかったり、こっぱもちがフライパンにひっついたりといろいろありましたが、無事、参加者のみなさんに食べていただくことが出来ました。
岩井