2月17日(日)
長崎県平戸市根獅子の食まつりに参加しました。
朝10時スタートのシンポジウムを前に、「食まつり」への出品する料理がぞくぞくと会場に集まってきます。
地域の方達が作った自慢料理がテーブルに並んでいきます。
それを見ながら、第一部が始まりました。
九州国立博物館の三輪館長の基調講演は、「国立博物館というと一見難しそうだけど、実は地元の方達に支えられながら運営されている」というものでした。
博物館では、展示されているものより、保管されているものの方が多いのです。その保管倉庫を地元のボランティアのみなさんが清掃活動に参加しています。
また、太宰府の参道には、博物館の特別展などの展示内容がフラッグなどで案内されています。
地域の方達がひとりでも多くの方に博物館に訪れて欲しいという思いから、自発的に宣伝しているとのこと。
太宰府では「市民遺産」などの活動も活発ですが、国立博物館と別々の活動ではなく、リンクしながら、取り組んでいくことで、より広がりのあるものへとなっているようでした。
事例報告では、井上典子先生の「イタリアの取り組みと根獅子の取り組みがものすごく近い!」というお話でした。
イタリアの古い町並みの保存、そして活用をしていく中で、地元の「食」と結びつけ、古いコロッセオの前に立つ市場が大変賑わいを生み出しています。
観光客が見学に来る→市場で地元の食を販売→地元の農業を支える
そして、平戸の文化的景観の活用と食を結びつける取り組みは、大変良いことだということでした。しかし、イタリアと同じように根付かせていくためには、個々で取り組んでいくだけでは難しく、広く協力できるか?ということが今後の課題ではないか?とのことでした。
地元の川上さんの報告では、これまで色々取り組んできて、継続しているもの、発展してきたものなど、大変興味深いものでした。今回で四回目となる食まつりも、最初はシンポジウムだけだったものが、女性達が作る地元の料理を一緒に食べようということで、取り入れることになり、参加者も大変喜んで盛り上がったことから、年々多くの料理が出品されるようになったとのこと。
今回も多くの料理が出品されていました。
パネルディスカッションでは、藤原惠洋先生がコーディネーターを務め、「景観と交流を活かした地域づくり」をテーマに、根獅子でこれから取り組んでいくべきものは何なのか、他の国や地域の話を参考に パネラーから多くの提案や示唆が出されました。
特に海や船上を活かした体験など、他の地域でできないものは、この地域での強みになってくるのではないかということや、「根獅子」だけでなく平戸島全体でつながることでできることや、この地域にきてもらうだけではなく他の地域へでかけていくこと、など、今後まだまだ取り組んで行くと活動が広がっていきそうなアイデアばかりでした。
会場からは、地域間交流活動(特に小学校を巻き込んだ)の課題や姿勢について沢山の意見やアドバイスを求める声が聞かれました。
午前の部が終わり、いよいよ大試食大会へ。
食まつりスタートという掛け声とともに、テーブルに並んだ料理をいただきました。
毎年、これを楽しみに来場している参加者が多くいるとのことで、「◎◎さんの豆腐は美味しいから食べた方がいいよ」 や「◎◎は早めに無くなる」など、アドバイスをもらいながらいただきました。
主食のご飯(おこわ・炊き込みご飯・いなり・押し寿司)から、おかず、漬け物・デザートまで、本当に美味しそうな料理ばかりでした。
地元の食材を活かしたものや、郷土料理なども多くあり、おなかいっぱいになるまで、ついつい食べてすぎてしまいました。
長崎県平戸市根獅子の食まつりに参加しました。
第1部 シンポジウム「景観と交流を活かした地域づくりを求めて」
基調講演 「文化遺産と私たちの暮らし」
三輪嘉六氏 (九州国立博物館 館長)
事例報告
井上典子氏(東京芸術大学先端科学技術研究センター客員教授)
川上茂次氏(根獅子集落機能再編協議会)
パネルディスカッション
コーディネーター
藤原惠洋氏(九州大学大学芸術工学院教授)
三輪嘉六氏 (九州国立博物館 館長)
井上典子氏(東京芸術大学先端科学技術研究センター客員教授)
駄田井正氏(久留米大学経済学部教授)
第2部 「第4回根獅子の食まつり」
基調講演 「文化遺産と私たちの暮らし」
三輪嘉六氏 (九州国立博物館 館長)
事例報告
井上典子氏(東京芸術大学先端科学技術研究センター客員教授)
川上茂次氏(根獅子集落機能再編協議会)
パネルディスカッション
コーディネーター
藤原惠洋氏(九州大学大学芸術工学院教授)
三輪嘉六氏 (九州国立博物館 館長)
井上典子氏(東京芸術大学先端科学技術研究センター客員教授)
駄田井正氏(久留米大学経済学部教授)
第2部 「第4回根獅子の食まつり」
第3部 「原酒おろくにんさまお披露目&夜なべ談義」
朝10時スタートのシンポジウムを前に、「食まつり」への出品する料理がぞくぞくと会場に集まってきます。
地域の方達が作った自慢料理がテーブルに並んでいきます。
それを見ながら、第一部が始まりました。
九州国立博物館の三輪館長の基調講演は、「国立博物館というと一見難しそうだけど、実は地元の方達に支えられながら運営されている」というものでした。
博物館では、展示されているものより、保管されているものの方が多いのです。その保管倉庫を地元のボランティアのみなさんが清掃活動に参加しています。
また、太宰府の参道には、博物館の特別展などの展示内容がフラッグなどで案内されています。
地域の方達がひとりでも多くの方に博物館に訪れて欲しいという思いから、自発的に宣伝しているとのこと。
太宰府では「市民遺産」などの活動も活発ですが、国立博物館と別々の活動ではなく、リンクしながら、取り組んでいくことで、より広がりのあるものへとなっているようでした。
事例報告では、井上典子先生の「イタリアの取り組みと根獅子の取り組みがものすごく近い!」というお話でした。
イタリアの古い町並みの保存、そして活用をしていく中で、地元の「食」と結びつけ、古いコロッセオの前に立つ市場が大変賑わいを生み出しています。
観光客が見学に来る→市場で地元の食を販売→地元の農業を支える
そして、平戸の文化的景観の活用と食を結びつける取り組みは、大変良いことだということでした。しかし、イタリアと同じように根付かせていくためには、個々で取り組んでいくだけでは難しく、広く協力できるか?ということが今後の課題ではないか?とのことでした。
地元の川上さんの報告では、これまで色々取り組んできて、継続しているもの、発展してきたものなど、大変興味深いものでした。今回で四回目となる食まつりも、最初はシンポジウムだけだったものが、女性達が作る地元の料理を一緒に食べようということで、取り入れることになり、参加者も大変喜んで盛り上がったことから、年々多くの料理が出品されるようになったとのこと。
今回も多くの料理が出品されていました。
パネルディスカッションでは、藤原惠洋先生がコーディネーターを務め、「景観と交流を活かした地域づくり」をテーマに、根獅子でこれから取り組んでいくべきものは何なのか、他の国や地域の話を参考に パネラーから多くの提案や示唆が出されました。
特に海や船上を活かした体験など、他の地域でできないものは、この地域での強みになってくるのではないかということや、「根獅子」だけでなく平戸島全体でつながることでできることや、この地域にきてもらうだけではなく他の地域へでかけていくこと、など、今後まだまだ取り組んで行くと活動が広がっていきそうなアイデアばかりでした。
会場からは、地域間交流活動(特に小学校を巻き込んだ)の課題や姿勢について沢山の意見やアドバイスを求める声が聞かれました。
午前の部が終わり、いよいよ大試食大会へ。
食まつりスタートという掛け声とともに、テーブルに並んだ料理をいただきました。
毎年、これを楽しみに来場している参加者が多くいるとのことで、「◎◎さんの豆腐は美味しいから食べた方がいいよ」 や「◎◎は早めに無くなる」など、アドバイスをもらいながらいただきました。
主食のご飯(おこわ・炊き込みご飯・いなり・押し寿司)から、おかず、漬け物・デザートまで、本当に美味しそうな料理ばかりでした。
地元の食材を活かしたものや、郷土料理なども多くあり、おなかいっぱいになるまで、ついつい食べてすぎてしまいました。