建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

芸術文化企画演習では、学生が地域社会をフィールドに、何かしらの取り組みを
起こすことで、地域との接点を持ち、それらを解決に導くような実践的な場を
設けるものです。
ブラウンフィールドからクリエイティヴシティへ、衰退する地域社会を創造都市へと
導くためにはクリエイティヴなアイデアと実践力、地域の声を忠実にすくいあげる
ことが必要です。そのような力を付けるための一歩として、この授業は位置付け
られています。

1月に23日に引き続き、各グループワークの成果発表会が行われました。
 


三重県松坂市活性化プロジェクト:宮原 早川 水野

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三重県松阪市の活性化案を考案 

松阪市は本居宣長の生誕地。生家は現存しており、二階の書斎を鈴屋といい、
塾として開講していた。御城番屋敷(国指定重要文化財)など歴史を持つ。


松阪牛を使ってイベント開催

松阪といえば松阪牛。松阪牛108レシピ考案→「煩悩祭」を開催

B1グランプリのようにフェスティバルを行い、住民よりレシピを募集。上位3位を
投票により決定。上位3位は常時飲食店で食べることができるようにする。



Q:松阪市のどなたかと、コンタクトをとりましたか?

A : 商店街、御城番屋敷等を視察。商店街は小学校の頃の友人のお父さんが靴屋さん
を営んでいた。 靴屋の糸川さんに取材。商店街はシャッター街化してきており、
活性化は難しいのではないか、という旨だった。


Q : これまでに松阪市が行っているまちづくり例というのは?

A : 小学生対象の商店街ウォークラリーを行っていた。江戸時代、松阪職人が
多く存在しており、小学生がそれらを2000年頃までリサーチしA4大の新聞として
広報していた。松阪牛の他には、プラネタリウム 船型埴輪が有名。


講評:松阪牛と本居宣長の関係性は?煩悩とは対極にある存在だと思うがそのあたり
はどのように考えているか。 地域においてB1グランプリのような企画はすでに
消費された感があり、地域住民も違う方法を模索しているのでは。現地フィールド
ワークを行い、地域社会を考えるきっかけとして自分のものにしようとした姿勢は
評価している。

  




天草プロジェクト 朴・安武・深見
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天草下浦へ2回のフィールドワークに出かけた。視察は下浦の秋祭り。世間遺産
写真展参加。 千葉平五郎石材店の千葉友平さんよりご案内。採石場は野帳場と
呼ばれ、須本石が採れる。


懇親会で出会った高浜の方の意見

・少子化、高齢化が進んでいる。

・若年層がいない

・地域の活力が失われている

・一方で、元気なお年寄りがいるのは良い

・若者はいるが、町内会などには顔を出さない

・外部から若い人を呼び地域再生を行いたい人と、外部の人間が立ち入ることを
 好まない人もいる

*石工、千葉友平さんのプロデュースを提案!

千葉さんはカメラマン・アーティストとしても活躍中。

活性化の中心的人物としてカリスマ化をプロデュースできるのでは?

石工の千葉友平さんにインタビュー実施。

→「僕は千葉友平という石工である前に、下浦の石工だと思っている。
下浦全体の石工のプロモーションを望んでいる」

納得し、実際にまずは石を彫ってみる体験をすることにした。1月28日実施します!



千葉さんの語る石の不思議な魅力
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石が呼んでくる。石を彫っていると新しい自分に会える、石を見るだけで影が
現れる。昔の音に思いを馳せる。 実際に彫って感じてみることが必要。


Q:下浦石工の魅力は?下浦石工が使っている石は?

A : オランダ坂・皇居の二重橋・軍艦島の石積み・三角西港も下浦石工によるもの。
   石工の人自体は石を買い付けに行っている

Q:下浦を観光地化するということか?

A : 観光というより、体験の場を作りたい。明確なヴィジョンはまだ持っていないが
高浜には観光によって暮らしや景観が崩れることを危惧している人がいた。
実際に石を彫って、石工の暮らし、彫るということから考えたい。





フラッシュモブ  古賀・森内・伊豆本・岩崎
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近年頻発するフラッシュモブ。自分たちも企画し実施してみたい。


フラッシュモブとは…ネット上で事前に集ったメンバーが、現地にあたかも偶発
するような形でダンスやパフォーマンスに参加。終了後は群衆の中に三々五々解散
していく素振りを見せることで、日常→非日常→日常の瞬間的な展開を見せる行為。


開催までの流れ

天神駅周辺各地に申請。警察を通しても許可がおりなかった。大橋駅周辺は
規定が曖昧であったため、安全面を考慮して開催。芸工生の15人程度有志を募集し
1週間練習のち実施。

参加者・周辺の観客からもアンケートを募集し、フィードバックをとった。
後日youtubeなど動画にて公開。


Q : 福岡ではどこが最初に行ったのか?

A : 最初かどうかは分からないが、g.u.がキャンペーンで行っていた。またプロポーズ
  をフラッシュモブで支援する団体も存在する。このきっかけで福岡大学が大規模な
  フラッシュモブを行いたいと連絡をくれ、見に来てくれた。
  今後コラボレーションする予定。


Q:改善点は、どんなことを行いたかったのか?

A : 人数を増やし、演出も凝って行いたかった。歌ったり、市民参加型にしたかった。


Q:メッセージ性はどこにある?

A : 日本において、観客の意欲は薄いので巻き込まれないと思った。そこで近隣の人が
  観客として幸せな体験をしてほしかった。


評価:よく許可がおりるまで粘り強く交渉し実現化させた。観客も参加できるように
   なるにするには、振り付けを簡単なものにしたり時間を長く設けることで躊躇
   から参加できる人もいるのではないか。場を変容させ緩やかな関係性を築くと
   いう点において、期待できる表現方法である。





各グループに分かれ、実に多岐なテーマやアイデアが出されました。この授業を
きっかけに実際に走り出したプロジェクトが複数あることは大きな成果だったと
思います。学生が地域に出向き、表現を還元する力を身につけることは将来に
とってとても重要なものです。質の追求と同時に、関係性を何よりも大切に築いて
ほしいなと思いました。質疑応答を通して、学生のプロジェクトに対する方向性の
調整、学生の口から意図や意識が引き出されていくことに関心を持ちました。
 

後期の芸術文化企画演習は今回で終了ですが、天草プロジェクトチームの石彫体験
の報告会が研究室で行われることになりました。 楽しみにしています。


D3 國盛

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