少しずつ刺すような日差しも和らぎ、秋の気配を感じる頃となりました。
NPO法人おおむた・荒尾炭鉱の町ファンクラブは活動10年目を過ぎました。
今年の秋もメンバーの方々が様々な地域と連携して沢山の催しが企画されています。
有明坑のヤグラは解体される意向となってしまいましたが、ファンクラブでは
見学会も催されました。8月18日の見学会では、80名の参加者を数え、第二竪坑櫓の
設計者や元勤務者、坑内機械設計の技術者もいらっしゃり、また、数名の研究者も
参加してくださったとのことでした。
1つの遺産が失われたことはとても悲しいことですが、ファンクラブはこれからも、
炭鉱の遺産の保存と活用をまちづくりを継続していく意向でした。
今回はこれまでの催しと、これからの催しの予定と役割、助成事業の進捗などが
報告されました。おおむたのクレヨン事業は各施設、企業、東洋美術学校の
デザインチームの方々と進んでいます。石炭を配合したクレヨンのサンプルも
出来上がりました。これからは再度成分分析を厳密に行い、実際に製品化へと
繋げていきます。11月1日の近代化遺産一斉公開デーにはワークショップも
開催予定です。
こちらは「おおむたの香り」のサシェ(香り袋)です。NPOと有明新生高校と
企業の連携により開発されています。 パッケージはこれから!
以下今後大牟田、田川で行われるイベントをご紹介させていただきます。
9月23日(日)世界遺産シンポジウムin田川
研修参加費1000円(昼食等持参)定員80名
荒尾市万田炭鉱館(1号車) 8 : 30発 大牟田駅ケンタッキーフライドチキン前(2号車)
8 : 30 田川市石炭・歴史博物館 (見字ー福岡県立大学(シンポジウム参加)ー
荒尾市万田炭鉱館着19:00 (1号車)~ JR大牟田駅着19:00 (2号車)
第1部特別講演(50分)「人間とエネルギー」
基調講演(40分)「山本作兵衛翁が描いた筑豊の炭鉱と日本の近代化」
講師:荻野喜弘氏
ビデオ放映(1 5分)「炭坑の記録・世界の記憶山本作兵衛コレクション」
第2部パネルティスカッション(70分)
「山本作兵衛コレクションの保存と活用をめぐって」
大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブの中野理事長も登壇します。乞う亡期待待!
主催:三池炭鉱掘り出し隊大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ
協賛:西鉄パス大牟田(株)
問合先・申込み先: 万田炭鉱館0968-64-1300
9月29日(土)宮原坑跡で観月&映画鑑賞会
場 所:宮原坑跡
時 間:18:30-20:30
入場料:無料
上 映:フラガール
イベント:ミニウォーク 鉄道敷クリーンアップ13:00~受付
13:30~出発 15:00頃帰着
炭都まち探検ミニウォーク 15:00~受付 15:30出発 18:00帰着予定
炭都グッズの販売、お月見団子も揃えています**
9月29日(土)Tantoまち探検
場 所:宮原坑跡
時 間:15:00または16:00から19;00の上映会の開始前まで
集合解散、コースは、解脱塔、山の神神社、勝立の社宅跡、ラーメン屋で食事など。
早撞眼鏡橘、宮原浄水堀、馬渡社宅跡見学。
11月3日(土) 近代化遺産一斉公開
宮原坑、万田坑、サンデン、炭鉱電車、旧長崎税関三池税関支署、
三池港(浪漫フェスタ)、旧三井港倶楽部、石炭館の公開。炭拡マンスタイル
サンデンや荒尾二造変電所も公開予定
週末は重複したイベントにも少人数で対応しているファンクラブ。
本当にすごいなと思います。私も出来る限り参加し、大牟田を深く
味わっていきたいと思います。
D3 國盛