5月29日(火)晴天、この日は6月2日から行われる、博多座大歌舞伎を前に一座のお披露目となる恒例の「船乗り込み」を見学してきました。
船乗り込みが行われるのは大阪と博多だけ。
前から行ってみたいとは思うものの、なかなか機会もなかったのですが、今回は6月18日に芸術文化環境論の授業で歌舞伎鑑賞があるため、市原さんと一緒に出かけてきました。この船乗り込み、キャナルシティ横の清流公園から、博多座隣りのリバレインまでの800mをお披露目しながら下ります。
いや、行ってみるものです。
川沿いでは、九大のホールマネージメントエンジニア育成ユニットでお世話になった杵屋五司郎先生の社中の皆さんが、黒紋付で三味線を披露されていました。
抜群にいいお天気で、暑ささえ感じる午後でしたが、三味線の音色が鳴り響くと爽やかな風さえ感じるほどでした。
まもなくのぼりを立てた船が10漕、ゆっくりゆっくり下ってきます。
この船も船頭さんも、柳川からの出張だそうです。
わっ、吉右衛門さん!
こんなに近くで見ることができるとは思いませんでした。
後ろに座っていらっしゃった髙島宗一郎福岡市長の方が、さらに満面の笑みだったような・・・。
わっ、仁左衛門さん!
この紙ふぶきは、係の方が配ってくれています。水にとけるエコな紙だそうです。
三津五郎さん!
染五郎さんの乗った船には、博多券番のお姐さん達が涼しげなお顔で並んでいます。
川端ぜんざい前広場で、一旦船が集まって口上が始まります。
口上で名前や配役などを披露しているのですが、その口調が独特です。「なっかむらきちえもん」「なっかむら云々」とついマネしたくなります。
この後、さらにリバレインまで下って船を降りて、外の仮設舞台で式典があったようです。
お薦めは、このリバレインの上り口の対岸。
船のスピードはゆっくりなので、歩いて先回りができます。
一足早くここに来ると、ほんの2mくらいの距離で役者さん達を見ることができました。
船乗り込みは役者さん達もなんとなくリラックスムードなので、お声をかけるとカメラ目線を向けてくれると思います。なぜ、その写真がここにないか・・・バッテリー切れ。無念!!!
この日の人出は28,000人だったようです。
行って良かった。18日の夜の部期待大です。
特派員 みーはー塚本でした。