建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
2012.01.28(土)、最終回のアカデミックカフェのゲストは、農園主『ファゼンダかじわら』の梶原善将さんです。

DSCN1915

真ん中の男性が梶原さん。
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最後だからか、テーマがよかったのか、初の夜開催だったためか、満員御礼の一夜となりました。
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梶原さんは、東京農業大学で果物を学んだとはいえ、脱サラ就農組です。
大学時代には休学してブラジルへ農業体験にも出かけました。
その体験と覚えた語学を活かし、卒業後は輸入青果物を扱う商社に就職しました。
ところが、出回っているフルーツが売る人の都合だということに疑問を感じ、ならばということで、情のかよう商売をしたいと就農にうつっていきました。
自由願望や、サラリーマンから逃げるのではなく、根源的な問題を解決するために就農したのです。
山梨での修業や、農園を持とうと思ってからの土地探し、はじめたはいいけど、台風で桃が全部飛んだりと、数々の苦労があったはずなのに、梶原さんの口から聞くと、その苦労もあっけらかんとしか聞こえません。
これからは、ジェラートやジャムなどの加工に向く果実を作っていきたい、果実は熟の高い状態で届けたい、地域の後継者を育てていきたい・・・・といろいろ将来の希望がありましたが、梶原さんなら必ずできます!

『ファゼンダかじわら』はこちら

ひととおり対談も終わり、質疑応答に移りました。
一番バッターは脱サラ就農の松原さん、二番目はやはり農家でトマトと大豆栽培をしている柳川の田中さん、三番目はやはり脱サラ組の城島の末次さん。
皆さん農家で、非常に具体的な質問をどんどん投げかけていました。
JAとの付き合い方とか、無農薬のこととか、多品種少数栽培で利益が上がるのかなど・・・。
それに対して梶原さんは、ひとつひとつ、現状を隠すことなく答えていました。
テーマが農園とはいえ、こういう異業種の人達の集まる場に積極的に参加してくる農家の方というのは、物事を多角的な見方、多面的な見方ができる人達です。

翌日の新聞を見て、アッ!質問3番手の末次さんだ!(2012.01.29西日本新聞筑後版)

29末次龍夫氏

そのまた翌日の新聞を見てアッ!アッ!末次さんだ!(2012.01.30西日本新聞筑後版)
30「ツバ飛ばしグッチョ」

ぼやっと見ていた、1週間後のテレビ、TVQの『きらり九州めぐり逢い』で、これまたアッ!
「夫婦で挑む地域農業活性化」「地産地消の仕事人」またまた末次さん!

『すえつぐ自然農園』はこちら

有名なお百姓さんだったんですね。
梶原さんでなくて申し訳なかったですが、たまたま気がついたのが末次さんだっただけです。
多分、アカデミックカフェに出かけていなければ気付かなかった記事や番組です。
興味も持たなかったかもしれません。

同じ筑後に住みながら、アカデミックカフェ第1回目の『筒井時正玩具花火製造所』から、この第5回『ファゼンダかじわら』まで、私は彼らを知りませんでした。
彼らは、日々自分の仕事だけを黙々とこなしているわけではなく、停滞しているものの現状打破、行き詰っての転身、何もないところから創り出す等々、いろんなかたちではあったでしょうが、試行錯誤しながらも常に進み続け、今があると思うのです。
梶原さんも数ある困難を明るく乗り切ってきましたし、信念があるため、果物を買ってもらうためなら、果物屋さんでも学校給食にでも、どんどん飛び込み営業をやります。
梶原さんだったら、果樹栽培でなくても何でもやれただろうなと思わせる人です。
それは、このアカデミックカフェに来られたゲスト全員に言えると思います。
社会に出る時はついレールに乗ろうとする人が多いと思いますが、レールの無いところで、額に汗して工夫と努力を繰り返す彼らがとても素敵に見えました。

もっと筑後の人に見てもらいたかったなぁ・・・。
皆さんありがとうございました。
特派員塚本でした。
活発なお話しを、ぜひ動画で見て下さい。

『第5回ちくごSOHO塾アカデミックカフェ』はこちら














 

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