建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
私たちの研究室では、新たな観点から軍艦島を探り直しています。
そこで新年最初の九州大学軍艦島研究会(第10回)を下記のように開催しますので、ご案内を申し上げます。転送大歓迎です!


◎開催期日 2012年1月31日(火)午後7時〜9時
◎開催場所 九州大学大学院芸術工学研究院・大橋キャンパス・5号館5階
◎連絡先 九州大学大学院芸術工学研究院藤原惠洋研究室 電話FAX092−553−4529 電子メール keiyoあっとまーくdesign.kyushu-u.ac.jp

◎テーマ
(1)2011年12月放映 長崎放送制作「謎の男〜小山薫堂ひらめきの系譜~」のDVD上映会  
長崎の大浦天主堂やグラバー邸などを建てた小山秀之進の足跡を、末裔の脚本家小山薫堂さんが辿るという内容のドキュメンタリーです。小山秀之進の出自に関する秘話や秀之進が残したまず多くの顕著な業績の紹介、そこには天草石や天草大工たちが登場しており、秀之進が貧しかった天草島をどのように起こしていったのか、も見ることができます。ゆるキャラキャラクターで名を馳せた「くまもん」の発案者。さらには「くまもとサプライズ」プロジェクトは熊本県を元気づけています。アカデミー賞を受賞した映画「おくりびと」の脚本、などにみられる小山薫堂さんならではの柔軟な着想や大胆な発想、そして新たな価値創造活動にいかんなく発揮される丁寧な仕事ぶりには高祖父秀之進の濃い血が流れこんでいるに違いないのです。小山秀之進を追う私たちの研究会の様子も取材されています。
長崎放送より送付されましたDVDが届いていますので、ゆっくり全編をご覧戴きます。


(2)国史跡万田坑(熊本県荒尾市)の保存管理計画策定事業に伴う近年の実証史料・関連資料の紹介:藤原惠洋

(3)國盛麻衣佳氏のコールペイント・ワークショップをはじめとするアートプロジェクトを通した産炭地再生に関する活動報告→次回研究会に持ち送りとします!

(4)関係図書の近年の発行状況:研究室スタッフ  
    ・筑後の近代化遺産 永吉守・市原猛志 監修
    ・世間遺産放浪記 俗世間篇 藤田洋三著

その後、近くの赤木酒店で新年会を開催します。

藤原 恵洋 

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