建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
今年の秋は、バリ舞踊ワヤン・ベベル公演を観よう!

藤原惠洋研究室同人である小谷野哲郎氏が率いる楽団”ウロツテノヤ子”と
バリ島のワヤンベベルチームの共演で、絵巻物語ワヤンベベル日本公演ツアーを開催。
ふ印ラボは、こちらのサポートを行います!
 
【絵巻物ワヤン・ベベル「スタソーマ」公演とは・・・・】
ワヤン=絵芝居。
ベベル=繰り述べる・拡げる。
ワヤンベベルとは、その昔、インドネシア・ジャワ島にあった絵巻物芝居です。
はっきりした記録はないのですが、6~7世紀には既に上演されていたのではないかと言われています。
幅60cm~1m、長さ10~30mの絵巻物を、一場面ごとに拡げていきながら、物語を語っていきます。
語りの伴奏にガムラン音楽が入ります。
その後、インドネシアではワヤンクリット(影絵芝居)が一般的に広まったことなどで、
現在はほとんど上映されることがありません。
現在、ジャワ島には、8体の本物の絵巻物が確認されています。
語り手は現在2名の方を残すのみとなりました。
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【公演+ワークショップのスケジュール】
10月29日(土) 14:00 大阪音楽大学音楽博物館アートミュージアムコンサート出演
                 バリ絵巻ワヤン・ベベル「スタソーマ」
11月4日(金) 18:30~ 本渡町銀天街まちなかギャラリーにて公演
                  ワンドリンク+おつまみ 1000円チケット
11月6日(日) 18:00~ 水俣 愛林館公演
                  前売り2000円
                  当日 2500円(※高校生以下無料)
11月7日(月) 夜 菊池市隈府上町能場にて公演
11月9日(水) 夜 日田ラボにてミニ公演
11月10日(木) 日田市内小学校にてワークショップ
11月11日(金) 18:00~ ワヤン・ベベル「スタソーマ」in千年あかり(明王寺)公演

【出演者紹介】
◆小谷野哲郎(こやのてつろう)/語り・仮面舞踊
インドネシア政府給費留学生としてバリに留学後、プロのバリ仮面舞踊家として活動。
バリ芸能集団「ウロツテノヤ子」を結成しバリ舞踊やガムランを使いつつ、ジャンルを超えて国内外で様々なアーティスト達との活動を展開。
2006年にAsian Cultural Councilの助成で渡米後には影絵を通じての地域社会への貢献など、様々な可能性を追求している。
個人としても「パパ・タラフマラ」などの他グループへの客演も多い。
また、日本インドネシア芸術文化交流オフィス「ジュクン・ミュージック」を立ち上げ、バリの伝統芸能を支援するためのプロジェクトを手がけるなど、日本インドネシア文化交流のキーマンとしても注目されている。
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◆デワ・スギ(I Dewa Nyoman Sugi)/絵巻ワヤン・ベベル「スタソーマ」画家・ガムラン演奏
バリ島中部ポンゴセカン村の芸術一家に生まれる。
父は伝説的なガムラン奏者であり、画家。
兄弟か、はたまた日本の古い水墨画のようにも見えるデワ・スギの絵画。
伝統的バリ絵画の技法にのっとりつつも、それを解体し独自の感性の元に再構築した絵画は、むしろバリ島に古くから伝わる世界観や精神性を色濃く打ち出し、古典的な香りと斬新さが同居する、現代という時代の中で生み出された新しい伝統絵画として高い評価を得ており、現在バリで最も注目される画家のひとりとしてさらなる活躍が期待されている。
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◆デワ・ライ(I Dewa Putu Rai)/作曲・ガムラン演奏
デワ・スギの弟であり、幼い頃より演奏家として頭角を現し、特に古典曲の演奏に関しては伝説的なガムラン奏者であった父の血を最も濃く受け継いでいると言われている。
作曲家としても人気が高く、現在バリ島各地のグループからの依頼が後を絶たない。
兄達と共に結成したバリ屈指のガムラングループ「スダマニ」では音楽監督をつとめ、
日本のシンガーUAのレコーディングに参加するなど、その実力は国内外で高く認められている。
近年では「パパ・タラフマラ」の音楽を担当するなど活躍の場をさらに広げている。
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