建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
ふ印ラボ関係者へ


4月のガイダンスの季節も終わり、この連休が終われば、いよいよ本格的な研究・教育の季節です。


さて、私が学部学生に提供する講義・演習の根幹になっているものは、現在、前期に開講している「芸術文化環境論」です。

芸術と社会の絆づくりを目標にしながら、かなり哲学的・思索的な内容も含め、受講学生諸君との対話型授業をめざして積み上げているところです。

学部、大学院、でこれまで私の講義や演習を十分に受講しなかっためんめんが現在、私の研究室には大学院生や学部学生、研究生など、の立場で所属しています。しかし、このようなかたがたこそ、私がどのような考えの持ち主なのか、どのような実践を経てきたアクティビスとなのか、ぜひともこの授業を通して理解を深めていってほしいと思います。

他大学や海外からの留学生諸君にも、この授業だけは受講しなさい、しかも毎年、トピックスやテーマ・メニューが成長していくので、毎年でも受講しなさい、と言い続けてきたのです。
しかし、最近はこうした啓蒙的発言を控えるようにしていました。

しかしながら、日頃の私指導下の院生学生等諸君のコトの動かしかたや出来事への参加のしかた、ものづくりのしかた、等々を見ていて、大丈夫かなあ、私の研究室のミッションや考え方、手法など、ほんとうに把握してくれているのだろうか、と案じてしまうことも少なくありません。

そこで再度、推奨します。

この毎週月曜日5時限め、学部「芸術文化環境論」を受講されますことを。

藍蟹堂

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