2010年12月18日(土)に久留米にある九州ちくご元気計画実現事務所で
行われたSOHOアカデミックカフェの対談を聞いてきました。
ゲストは奥村文絵さんです。
奥村さんはローカルの食材を新しい視点で商品活動をしたり、
店舗コーディネートもされており多様な活動されている方です。
奥村さん関係のHP www.gahon.jp
www.foodelco.com
対談のはじまりは「フードディレクターとはなんなのか?」という
お話からはじまりました。
奥村さんは「ごはん」という考え方を料理をして食べるということだけに
終わらせるのではなくもう少し大きな枠で捉えており、
そのごはんによって人と人をつなげたり、ごはんをデザインすることを
目的として活動を行っているそうです。
現在、たくさんの加工された商品がものが日常の中で流通していますが
もう一度素材に戻ってみたいと考えるようなったそうです。
そんなことを考えながらいろんなところを巡っているうちに
地域にはたくさん眠る資源があることに気がつき
その資源を掘り起こす事からはじめたそうです。
その課程が奥村さんにとってはデザインするという手段と
つながったのかなぁと感じました。
受け継がれているという前提が必ず食にはあり
その部分を工夫をすることで新たな価値づけを
行っていくことで新たな商品が生まれてくる、そんな活動を
行っているんだなとお話を聞いていて感じました。
私達の身の回りには様々な加工品の商品ばかりで、
素材に触れる機会を持つ事は難しい社会に生きています。
そんな社会の中で奥村さんの原点に戻った視点が素晴らしいと思いました。
素材に触れることで、私達は食べるという行為に対しても
再確認することができるんじゃないかなということを感じました。
現在奥村さんは800 for eatsという活動をされています。
これは全国にある800ものおいしいこだわりのものを探して行くという
ことをされています。もちろんその800に選ばれたものには素材がもつ
おいしさだけではなく歴史的文脈や文化背景まであるというこだわりようです!
http://800foreats.com/←コチラにそのこだわり食材が載っています。
ちくごのこだわりの食材もたくさん発見してもらえるといいですね。
個人的には「地方は食材の宝箱」という言葉がすごく気に入りました。
そしてそして、実は実はこの対談が動画で見れたりします。
http://www.ustream.tv/recorded/11497340
コチラにアクセスしていただきますと当日の様子が動画で見れたりします。
ぜひぜひー!すごく面白い対談だったのでアクセスしてください!
(研究室同人タビヒト)