2010年11月12日(金)~14日(日) 大分県日田市にて、千年あかりのお祭りが開催されました。
日田市は、江戸時代に天領として制定され、豊前、豊後、筑前、筑後、肥後をつなぐ要所として栄えました。
文化や材木、水郷の豊かな日田では、春はひな祭り、夏は水面の盆、秋は沢山の竹を蝋燭で灯す「千年あかり」が開催されます。
日田はやきものの名産地でもありました。小鹿田焼(おんたやき)は、昭和45年に
国指定記録保存文化財に制定された、360年変わぬ手法で作陶されています。
小鹿田焼の他に咸宜園、広瀬資料館、筑紫哲也展、長福寺などを踏査し、日田の異業種交流「プラザ日田」が
三ヶ月かけて開発した、日田の特産ふんだんに用いたメニューをとり扱ったカフェ
「ぷらざのぷ」の出展に参加しました。
「ぷらざのぷ」は、地元の様々な分野のプロの技とアドバイザー藤原惠洋氏のアイデアで完成されていました。
設営の様子
「カフェぷらざのぷ」
・ メインメニューは三ヶ月かけて開発された「ひたカレー」。ルーにはすり下ろした日田産の梨を使用し、
煮詰めたペースト、梨のチャツネも添えてお出しします。レストランごうや亭のご主人考案。
・ カフェのカウンターやお皿は日田杉を使用
・ コーヒーは原田コーヒーのご自慢の豆を使用し、小鹿田焼きのカップで飲むことができます。
・ 店長はプラザ日田実行委員長のタカクラタカコさん。マフィン、梨のお酒入りぷらざカクテル、
棒棒鶏と、特別メニューが日に日に追加されました。
・ 13日は、クッキングパパで有名な漫画家、うえやまとちさんがご来場!
イタリアン鍋を実演クッキングで振る舞ってくださいました。
カレーはアンケート調査を行い、今後に活かします。最初は緊張しながら販売、調査を行っていたメンバーも、
日に日に協力してお客様へのサービスや、メンバー通しの協力ができるようになりました。
宿泊やお風呂など、まちの方々にご親切いただき参加することができました。皆様大変お世話になりました。
日田杉を用いたカフェ
参加して感じたことは、カフェでの販売が、商売のみでないことの面白さでした。
千年あかりというまちを盛り上げる取り組みの中で、それぞれの得意分野を持ち寄って、
まちづくり活動に勤む「プラザ日田」発案の、地産地消のメニューを多くの人にPRすることは、日田出身でない私たちにも自信をくれるような取り組みでした。
お客様、他の出展者の方々と一緒に広間の空間を作っていくことは、日田のまちに対する
思い入れを作っていくような作業です。
厨房の作業は、カフェが出来上がるまでの過程の一部を見せていただいたような経験で、
私たちはたくさんの方々の試行錯誤の上に居ました。
まちの特産の活用方法やPR方法の参考を、実体験を通して学ばさせてもらった3日間となりました。
うえやまとちさんを囲んでの交流会
(D1 國盛)