建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

□事務連絡(今後の予定)

・藤原先生の予定

825SOHOフェア2010

827日 万田杭審議会 先生は委員長を務める

91~8日 インドネシア・バリ (ガムラン、木工、絵画)

98日 ジョン君送別会(1630~)

・望月くんより報告

劇団アントンクルーといっしょに,中高生を対象とした演劇ワークショップを行いました.

今後は,安永先生と相談の上,自分のこれまでの活動を報告するような発表の場をつくる予定.12月,1月頃.また,これから自主制作映画の主演に選ばれたので,そちらの活動にも力をいれたい.

・今後のスケジュールなどを共有できるよう,各自自分の予定を示すくせをつけるようにすること.

 

□レポート,報告

・大学院修士課程一般入試

坂本くん、望月くん、畠中くんが受験.92日合格発表.

・利賀のインタ―ゼミ

先生、北岡さんが参加.劇情報をめぐる最先端の議論をやってきた.現在の日本の文化政策の矛盾などが見えた.北岡さんはホールマネジメントエンジニア育成の紹介,アビニョンの演劇祭の紹介.学生の発表は7本ほど行われ,濃い議論ができた.伝統的産業・漆の研究やスウェーデンの工芸研究.修士論文としては高度な研究だった.書という文化を今後どうやって引き継いでいくか,という研究も.7本の芝居を観劇.日本ではじめての国際演劇祭.観た感想を巡って議論をした.シンポジウムでは政権交代の時代の文化政策の問題などについての議論を7人の先生で議論.舞台芸術財団法人演劇人会儀のホームページで紹介される予定.先生は,文化や芸術は生活にとってどのように必要なのか,なぜ文化なのか,なぜ芸術なのか,という自分なりの考えを持っておくべきところが,それがないままに文化が大事だなどということが謳われている,現在の状況に疑問を呈しながら話をおこなった.富山大学・伊藤裕夫先生がご退官予定のため利賀インターゼミの今後が心配されたが,演出家・鈴木忠志が利賀フェスティバルの重要なプログラムの1つにしたいと申し出てくれた.県知事が支援を表明.その後白川郷や愛知トリエンナーレを観てきた.平田オリザさんに招待してもらった「森の奥」というプログラムが大変よかった.

□ゼミ

趙さん,鄧さんの研究発表.

・趙さん「中国における美術館に関する研究」(発表内容については資料参照)

黒龍江省の美術館について研究したいという,研究発表だった.日本の美術館と比較などの研究方法が示されていた.研究目的は,美術館の人とのコミュニケーションのとりかたを学ぶことと示されていたが,このテーマに対する趙さんのモチベーションについて話し合われた.中国の美術館についての情報や,既往研究などについて調べることは基本なので,そういったところを押さえる力を付けて行く必要がある.

 

・鄧さん「庭園の歴史的変容に関する研究」(発表内容は資料参照)

日中の庭園の歴史的変容について,それぞれの形式や思想を時系列にまとめられた発表.文献などを読み込んだわかりやすい発表となったが,鄧さんの日本語の会話力などを中心に話し合われた.日本語の読解はできるが,自分が考えていることを日本語で表現することは苦手だということを鄧さんが話してくれた.今回の発表はとてもまとまっていてやり方は良いので,なるべくたくさん,周りの日本人と会話をしていく必要がある.

 

・留学生試験では、これまでどんなことをやってきたか、今何をやっているのか、これから何をしたいのか、ということを聞かれる。2人とも,近いうちに改めて研究テーマなどについての議論の場を持つことが必要.

12月の留学生受験に向けて、レポートを書くことをたくさんやっていく必要があると思う。とにかくレポートを書いて、力をつけていくことが必要。

・自分たちから何かを企画したり提案することもあっていいと思う。中国の文化を教えてほしい。近場でもいいのでどこかに行ってみたりするとか。交流の仕方をお互いに提案しあうことも重要だと思います。日本人学生ともいろいろと相談しあいながらやっていくべきである。

 

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藍蟹堂

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