7月の公開講座阿蘇フィールドワークにて訪れた孤風院にて開催された、
2010年度のオープンハウスに参加してまいりました。
2010.10.02(sat.)
2010年度のオープンハウスに参加してまいりました。
2010.10.02(sat.)
この日は本年度活躍した熊本の建築学生たちが集まり、今年の活動成果をお披露目をします。
2010年度は、孤風院の土台部分の補修と、西側回廊の 天井仕上げを主な活動としていました。
学生たちによる活動報告と作業の様子などについての発表です。
こちらが今回、きれいに漆喰仕上げがされた天井です。
ここ数年 続けて壁と天井の仕上げを行っているので、年々、孤風院が明るくなってきています。
孤風院の土台は痛みがひどく、その補修は専門の大工さ んがされたそうですが、補修個所の土台装飾部分は、学生たちが製作しているそうです。
装飾部分はまだ製作中とのことです。材に栗の木を使用しているそうで、 加工にとても苦労している様子でした。
これから阿蘇はどんどん寒くなるので、体調には気をつけてほしいです。
ちなみにこれは、孤風院の交換された瓦です。
鮮やかな蒼と、陶 芸品みたいな淡い水色がとてもきれいでした。
学生の発表の後は、ゲスト講師の磯達雄さんの講演会!
日本でポストモダンの考えが出てきた背景を、磯さんの体験も元に解説し ていただきました。
その頃の社会で感じ取られていた、大きな物語が終焉したのだという感覚については、当時の映画や書籍も例に挙げられており、お 話しにぐんぐん引き込まれていきました!
木島安史先生が書き記された文章等もキーワードとしながら、ドーム建築を宇宙の曲率とあわせて解 析する磯さんの建築論の展開は、とてもイメージしやすく、とても興味深かったです。
時間と空間の操作、それが建築では可能となるのだとい うこと
過去と現在と未来を超えた、ひとひとりの一生を超えた時間軸にあるものが建築であるということ
大きな時間流れの中に、しっ かりと存在するものなのだということを改めて考えさせられました。
その後は引き続き参加者みんなでの懇親会
建築につい て、孤風院について、夜中まで語り合う、有意義な時間を堪能しました!
翌日、磯さんと学生たちと一緒に、木島安史先生が設計を手 掛けた上無田松尾神社、上無田公民館を見学に!
あいにくの天気でしたが、雨粒がおちる静かな神社は、そこだけ時間の流 れがまわりとは異なっているようにも感じました。
今後も、孤風院でたくさん勉強させてもらった学生OGとして、孤風院での活動は 見守っていきたいですし、自分も積極的に関わって応援していきたいと思います!
熊本の学生たちが、活動の様子をブログにアップしています ので、そちらもご覧いただければと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/coffinyas2005
(M1 北岡慶子)
2010年度は、孤風院の土台部分の補修と、西側回廊の 天井仕上げを主な活動としていました。
学生たちによる活動報告と作業の様子などについての発表です。
こちらが今回、きれいに漆喰仕上げがされた天井です。
ここ数年 続けて壁と天井の仕上げを行っているので、年々、孤風院が明るくなってきています。
孤風院の土台は痛みがひどく、その補修は専門の大工さ んがされたそうですが、補修個所の土台装飾部分は、学生たちが製作しているそうです。
装飾部分はまだ製作中とのことです。材に栗の木を使用しているそうで、 加工にとても苦労している様子でした。
これから阿蘇はどんどん寒くなるので、体調には気をつけてほしいです。
ちなみにこれは、孤風院の交換された瓦です。
鮮やかな蒼と、陶 芸品みたいな淡い水色がとてもきれいでした。
学生の発表の後は、ゲスト講師の磯達雄さんの講演会!
日本でポストモダンの考えが出てきた背景を、磯さんの体験も元に解説し ていただきました。
その頃の社会で感じ取られていた、大きな物語が終焉したのだという感覚については、当時の映画や書籍も例に挙げられており、お 話しにぐんぐん引き込まれていきました!
木島安史先生が書き記された文章等もキーワードとしながら、ドーム建築を宇宙の曲率とあわせて解 析する磯さんの建築論の展開は、とてもイメージしやすく、とても興味深かったです。
時間と空間の操作、それが建築では可能となるのだとい うこと
過去と現在と未来を超えた、ひとひとりの一生を超えた時間軸にあるものが建築であるということ
大きな時間流れの中に、しっ かりと存在するものなのだということを改めて考えさせられました。
その後は引き続き参加者みんなでの懇親会
建築につい て、孤風院について、夜中まで語り合う、有意義な時間を堪能しました!
翌日、磯さんと学生たちと一緒に、木島安史先生が設計を手 掛けた上無田松尾神社、上無田公民館を見学に!
あいにくの天気でしたが、雨粒がおちる静かな神社は、そこだけ時間の流 れがまわりとは異なっているようにも感じました。
今後も、孤風院でたくさん勉強させてもらった学生OGとして、孤風院での活動は 見守っていきたいですし、自分も積極的に関わって応援していきたいと思います!
熊本の学生たちが、活動の様子をブログにアップしています ので、そちらもご覧いただければと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/coffinyas2005
(M1 北岡慶子)