アクティブかつアクチュアルな企画が例年評判の九州大学大学院芸術工学研究院の学部講義かつ大学院講義の「芸術文化環境論」の今年度の学外演習。最初のメニューは、5月1日(土)午前9時半〜午後6時半にかけ、福岡市内の三つの美術館(福岡市美術館、福岡県立美術館、福岡アジア美術館)を探訪・踏査しました。
午前9時半、大濠公園に面した福岡市美術館に集合。九州大学学生および大学院生さらには科目等履修生のみなさんが50名ほど集まり、早速、学芸員の鷲頭さんから解説とご案内をいただきました。
あらかじめお願いしておいたお話のポイントは次の4点。
(1)福岡市美術館のミッション(社会的使命)は何でしょうか?
(2)同館のコレクションの特徴は何でしょうか?
(3)同館の管理運営上の特徴は何でしょうか?
(4)同館のアウトリーチの特徴は何でしょうか?
以上に対して懇切丁寧にご解説をいただきました。
同館は開館が1979年(昭和54年)。九州・山口の近現代絵画を中心にコレクションが行われています。また、当地にちなむ日本国内国外の近代絵画・彫刻を収蔵・展示されています。さらには、古美術コレクションを収蔵・展示しています。それぞれ、以下のような展示が代表的なものです。
最も有名な作品はサルバドール・ダリの『ポルト・リガドの聖母』。青木繁、坂本繁二郎、三岸好太郎等も展示されています。
古美術は、「電力の鬼」と名高い松永耳庵(安左衛門)寄贈の陶磁器コレクション等。また東光院仏教美術室には、福岡藩主黒田氏の菩提寺の一つであった薬王蜜寺東光院により寄贈された仏像が展示されています。
この日は、実際のボランティアガイドの方の説明を体験してみよう、と40分〜50分程度を過ごしました。解説や説明、というより、お一人お一人の気に入った作品3点を軸にしたお話がとても面白くたんのうしました。
午後からの福岡県立美術館では、カリスマ学芸員として名高い竹口さん登場(学生も驚くほどのファッショナブルなお姿ぶり!!)。
『虹をわたる 田淵安一』展のギャラリートークを兼ね、九大生を前にしたご説明はきわめて哲学的美学的な深淵さを伴うもので、ひととき竹口さんのお話を聴いただけでアートへの関わり方が一挙に変貌してしまいそうな勢いでした。
続いて最後は、昨年開催されたFT4(福岡アジア美術トリエンナーレ)の福岡リアリィ・リアリィ・フリー・マーケットを通して、いつしかわがホームフランチャイズのような身近さとなった感のある福岡アジア美術館。交流係の蒲池さんのお声かけを通し、学芸の山木さんが登場。8階あじびホールを会場に、パワーポイントを用いたご説明をいただくことができました。
それぞれの美術館の学芸員の方からのレクチャーや美術鑑賞のプログラム体験は、今回の参加学生諸君の「目からうろこ」を落としたはず、心からたんのうしました。
この日のキーワードは、いかのとおりです。
あらかじめお願いしておいたお話のポイントは次の4点。
(1)福岡市美術館のミッション(社会的使命)は何でしょうか?
(2)同館のコレクションの特徴は何でしょうか?
(3)同館の管理運営上の特徴は何でしょうか?
(4)同館のアウトリーチの特徴は何でしょうか?
以上に対して懇切丁寧にご解説をいただきました。
同館は開館が1979年(昭和54年)。九州・山口の近現代絵画を中心にコレクションが行われています。また、当地にちなむ日本国内国外の近代絵画・彫刻を収蔵・展示されています。さらには、古美術コレクションを収蔵・展示しています。それぞれ、以下のような展示が代表的なものです。
最も有名な作品はサルバドール・ダリの『ポルト・リガドの聖母』。青木繁、坂本繁二郎、三岸好太郎等も展示されています。
この日は、実際のボランティアガイドの方の説明を体験してみよう、と40分〜50分程度を過ごしました。解説や説明、というより、お一人お一人の気に入った作品3点を軸にしたお話がとても面白くたんのうしました。
午後からの福岡県立美術館では、カリスマ学芸員として名高い竹口さん登場(学生も驚くほどのファッショナブルなお姿ぶり!!)。
『虹をわたる 田淵安一』展のギャラリートークを兼ね、九大生を前にしたご説明はきわめて哲学的美学的な深淵さを伴うもので、ひととき竹口さんのお話を聴いただけでアートへの関わり方が一挙に変貌してしまいそうな勢いでした。
続いて最後は、昨年開催されたFT4(福岡アジア美術トリエンナーレ)の福岡リアリィ・リアリィ・フリー・マーケットを通して、いつしかわがホームフランチャイズのような身近さとなった感のある福岡アジア美術館。交流係の蒲池さんのお声かけを通し、学芸の山木さんが登場。8階あじびホールを会場に、パワーポイントを用いたご説明をいただくことができました。
それぞれの美術館の学芸員の方からのレクチャーや美術鑑賞のプログラム体験は、今回の参加学生諸君の「目からうろこ」を落としたはず、心からたんのうしました。
この日のキーワードは、いかのとおりです。
- アウトリーチ
- アーツ・マネジメント
- 文化資源
- ミッション(社会的役割)
- コレクション
- 管理・運営