12月26日(土)年の瀬です。九大バスに乗って早朝から冬の静けさをたたえる八女へ行きました。藤原惠洋教授による学部『芸術文化企画演習』+『九州大学社会連携事業:八女文化創造・市民プロデューサー養成講座』としての小井塚ななえピアノソロコンサートを実践するためです。
演習/事業のスケジュールは以下の通り、元気よくことを進めていきました。TAの兒島理華さんが推進役で、一日でこれだけのことを実現することがdけいたのです。これって、ちょっと凄くない?
まず、八女伝統工芸館へ。ここでじつに多彩な手仕事の里八女の概要と物産集積の歴史的経緯を学びました。
そこから歩いていける朝日屋酒店へ。高橋康太郎さん御一家が年末の商いに勤しまれていました。素敵な御店はお酒ブティックのよう。日本酒『繁枡』はわが国を代表する超有名な地酒。わが研究室ではお祝いがあるとその中の『可也』(かや)と美酒をよく振る舞われます。新しい焼酎等の試飲を楽しんだので、ついついみんな家族や仲間にお土産酒を買ってしまいました。
さて路地裏やケモノ道のような隙間や段差を縫って、文化池(江戸時代の文化年間に建設された池)から年始用大掃除中の福島八幡宮へ参詣。コンサートの成功祈願をみんなでしました。参道を抜けると、そこが国指定の伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)であたりに江戸から明治・大正・昭和にかけての白壁の歴史的町並みが続きます。
人力車まで引っ張るまちづくり医者としても知られる高橋宏先生の御家族のみなさまに挨拶をしながら、つらつらと町並みを闊歩し続けました。
昼食のお目当てもたくさん。その中で今日はイタリアンで知られた「金福亭」Kinpuku-Tei を選びました。1000円のランチメニューを全員でいただきました。
食後、いよいよピアノの事前練習に打ち込む小井塚さんと舞台監督の兒島理華さんを見送った後、いましばらく町並み探索を続けます。
ビワニジ。オーナーの川島さんが、八女の伝統的な置き上げ人形が蘇ったようなふっくらとした布人形を表情豊かに手づくりでこしらえられています。古めかしい棚に並べられたものが不思議な魅力光線を放っています。
かつての丸林本家の三連棟を再生した建物も若い方が入居されており、土間の三和土や壁の塗り壁がやけに素敵でした。
いよいよ午後2時になって明永寺へ。みんなでコンサートのスタッフよろしく会場設営や準備を行ない、一人でも多くのお客様と出会いたいと捨て看の掲示に町中へ出て行きます。
そしていよいよ午後3時。コンサートの幕が落とされました。
小井塚ななえさんの選曲はいたって音楽理論的です。
J・Sバッハ 平均律クラヴィーア曲集より 1-13
モーツァルト ロンド イ短調 KV511
戸田邦雄 箏の音による幻想曲
モーツァルト ソナタ ニ長調 KV576
ショパン ノクターン5番 Op.15-2
休憩
ラフマニノフ 音の絵エチュード2番 Op33-2
ラヴェル ソナチネ
小井塚ななえさん プロフィール/九州大学21世紀プログラム3年生
4歳よりピアノを始める
2000年 毎日学生音楽コンクール福岡大会小学生の部3位
弥生の里音楽コンクール小学生の部1位
2001年 毎日学生音楽コンクール福岡大会中学生の部2位
2003年 日本モーツァルトコンクール3位
2004年 モーツァルト大賞選考会においてセントラル愛知交響楽団と共演
2009年 鳥栖フッペルピアノコンクール2位
さてこれらは17世紀の頃からのピアノ曲からはじまり、現在の曲までわかりやすく、かつ八女やお寺さんのイメージに触発されたものが選ばれていました。そして最後に演奏してくれたのは冬にふさわしいラフマニノフとラヴェルの曲。聴き入る聴衆と親密な空間をともにしながら見事な演奏が披露されたのでした。
その後、明永寺ご住職調紀先生、藤原惠洋教授、小井塚ななえさんの3名でアフタートークを行ないました。本日の演奏会の感想や八女の芸術文化創造の今後、さらには小井塚さんのピアニストとしての将来等、おおいに語り合うこととなりました。とくに、調先生を中心にしたベーゼンドルファー音楽祭の準備が着々と進んでおり、来年5月には八女市内で本格的なピアノ音楽祭が開催されるとのこと。八女は昔から民間や市民のみなさんの自律的自発的な活動が盛んだったとのこと、今後の文化創造もまたおおいに期待されます。
まず、八女伝統工芸館へ。ここでじつに多彩な手仕事の里八女の概要と物産集積の歴史的経緯を学びました。
そこから歩いていける朝日屋酒店へ。高橋康太郎さん御一家が年末の商いに勤しまれていました。素敵な御店はお酒ブティックのよう。日本酒『繁枡』はわが国を代表する超有名な地酒。わが研究室ではお祝いがあるとその中の『可也』(かや)と美酒をよく振る舞われます。新しい焼酎等の試飲を楽しんだので、ついついみんな家族や仲間にお土産酒を買ってしまいました。
さて路地裏やケモノ道のような隙間や段差を縫って、文化池(江戸時代の文化年間に建設された池)から年始用大掃除中の福島八幡宮へ参詣。コンサートの成功祈願をみんなでしました。参道を抜けると、そこが国指定の伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)であたりに江戸から明治・大正・昭和にかけての白壁の歴史的町並みが続きます。
人力車まで引っ張るまちづくり医者としても知られる高橋宏先生の御家族のみなさまに挨拶をしながら、つらつらと町並みを闊歩し続けました。
昼食のお目当てもたくさん。その中で今日はイタリアンで知られた「金福亭」Kinpuku-Tei を選びました。1000円のランチメニューを全員でいただきました。
食後、いよいよピアノの事前練習に打ち込む小井塚さんと舞台監督の兒島理華さんを見送った後、いましばらく町並み探索を続けます。
ビワニジ。オーナーの川島さんが、八女の伝統的な置き上げ人形が蘇ったようなふっくらとした布人形を表情豊かに手づくりでこしらえられています。古めかしい棚に並べられたものが不思議な魅力光線を放っています。
かつての丸林本家の三連棟を再生した建物も若い方が入居されており、土間の三和土や壁の塗り壁がやけに素敵でした。
いよいよ午後2時になって明永寺へ。みんなでコンサートのスタッフよろしく会場設営や準備を行ない、一人でも多くのお客様と出会いたいと捨て看の掲示に町中へ出て行きます。
そしていよいよ午後3時。コンサートの幕が落とされました。
小井塚ななえさんの選曲はいたって音楽理論的です。
J・Sバッハ 平均律クラヴィーア曲集より 1-13
モーツァルト ロンド イ短調 KV511
戸田邦雄 箏の音による幻想曲
モーツァルト ソナタ ニ長調 KV576
ショパン ノクターン5番 Op.15-2
休憩
ラフマニノフ 音の絵エチュード2番 Op33-2
ラヴェル ソナチネ
小井塚ななえさん プロフィール/九州大学21世紀プログラム3年生
4歳よりピアノを始める
2000年 毎日学生音楽コンクール福岡大会小学生の部3位
弥生の里音楽コンクール小学生の部1位
2001年 毎日学生音楽コンクール福岡大会中学生の部2位
2003年 日本モーツァルトコンクール3位
2004年 モーツァルト大賞選考会においてセントラル愛知交響楽団と共演
2009年 鳥栖フッペルピアノコンクール2位
さてこれらは17世紀の頃からのピアノ曲からはじまり、現在の曲までわかりやすく、かつ八女やお寺さんのイメージに触発されたものが選ばれていました。そして最後に演奏してくれたのは冬にふさわしいラフマニノフとラヴェルの曲。聴き入る聴衆と親密な空間をともにしながら見事な演奏が披露されたのでした。
その後、明永寺ご住職調紀先生、藤原惠洋教授、小井塚ななえさんの3名でアフタートークを行ないました。本日の演奏会の感想や八女の芸術文化創造の今後、さらには小井塚さんのピアニストとしての将来等、おおいに語り合うこととなりました。とくに、調先生を中心にしたベーゼンドルファー音楽祭の準備が着々と進んでおり、来年5月には八女市内で本格的なピアノ音楽祭が開催されるとのこと。八女は昔から民間や市民のみなさんの自律的自発的な活動が盛んだったとのこと、今後の文化創造もまたおおいに期待されます。
本日(12月26日)は、「文化創造現場の実践、ピアノコンサートを創る」を企画していだだき有り難うございました。
小井塚さんの演奏もさることながら、
八女のイメージを考慮しての選曲だったのかとお尋ねもあったと思います。
本日のコンサートに大満足です。
全てが終わって、ご本人にシューベルトの選曲はイメージに無かったかと尋ねました。
次回にはシューベルト、メンデルゾ^-ンを聴きたいと思います。
折があればお伝え下さい。
本日は有り難うございました。