建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
5月23日(火)ジュニアゼミ

出席者:藤原先生、高倉さん、D1李、M2坂本、蒲池、M1竹田、B4
記録:蒲池

今日の発表は4年生の村山君による、
「都城市の紹介 中央通りを中心に」 です。
村山君はクラスターを生かして地域を活性化してくことに興味を持っているそうで、現在彼自身が育った「都城」においてそのかのうせいをさぐっているそうです。

都城市は人口 17万人の町である。
(2006年1月より4つの町が合併した。)
都城市のモットーは「ウェルネス」であり、「人が元気・町が元気・自然が元気。」という願いがこめられている。

中央通の商店街には300店舗のテナントがあるが、そのうち4分の1程度しか営業していない。


写真市の周りを見てみると、周囲に山が見える
→これらより都城は盆地であることがわかった。
さらに「盆地→水源がある。」ということが導き出された。

現在都城の商店街のそばに大丸がショッピングモールを展開している。


また、近くにはウェルネス交流プラザという公立の施設もたっている。
どんな施設なのかは未調査。
ウェルネス交流プラザにはパブリック・アートが設置してありました
藤原。。。。。2000万円もの予算がかかるものですが、どういった経緯で設置されたのかどうかを探る余地がある。


さらに、スライドショウを進めていく中で、写真の電柱や、写真の影・道の様子から、その町の昔の様子がわかるらしく、藤原先生が補足説明を入れてくれました。


続いて写真に登場した、きれいに整備されたCOMMONプラザのような場所について。
 藤原:国の政策で地域の活性化のために商工会議所が中心になってテナントを入れられる場所を作ったが、現在の稼働率が低く問題になっている。・・・これもクラスターとして利用が出来るかもしれない。

このような場合助成金の仕組み・・・・
組織の自己資金がA円とすると、申請による認可に伴い、
市からA円
県からA円
国からA円を得ることができる。
よって申請した組織は4A円を運用できることになる。
  しかし、このシステムを利用し一度ものを作ると20年は取り壊せない。
  さらに、不都合が出てきたときにも工事ができないという難点がある。
コモンプラザのほかにも、また「ドリームプラザ。」というその政策を思わせる施設もあった。
しかしそこには、人がまぁまぁいるほう。



村山君は町の写真によく登場する古着屋さんについて、
「都城は購買層画中高生である古着屋が多い。」ということを教えてくれました。
藤原:客単価が低く、売り上げにつながらない。
  20代の人はどうしている??
    村山:福岡に行っている。
    藤原:西鉄バスから「宮崎⇔福岡」の移動のデータをもらってみるとどのくらいの移動が起こっているのか知ることができる。



中興商店街のアーケード。。
4車線の中央通をはさむ形で、沿道がアーケードになっている。
シャッターがたくさん下りている。
少しシャッター・ペインティングもしているようである。


平成の市町村合併に伴い合同庁舎が中央通にできた。

また、都城にはシティFMもある。
 しかし、村山君は聞いたこと無いそうです。。。


都城市民会館。
メタボリズムを持った建物。
(外はあっても中身は替えられる、まるで新陳代謝できる建物のよう。)
この建物は建築家も優れているし、残しておこうという考え。
藤原;クラスターとして使える


都城はバスの乗車率も低い。
中央通に近い都城西駅の乗車率も低い。


2006・1月にはあったお店もどんどん無くなっていきました。
2006・5月にはさらに閑散とした状態であった


一方イオン系のシャトルバスもあり、そちらの乗車率は高かった。



写真で見えないものを見る。
藤原:歴史や、暮らしの特徴・経済・芸術の特徴などバックデータが必要ではないか。

質問:
Q:都城はベッドタウン?新興地?(M2蒲池&M1竹田)
  ⇒昔からの家が多いです
Q:若い人はなにしてるの?
  ⇒若者は都会から帰ってくるときは、公務員として帰ってくる。
   準社員みたいな労働形態が多い
Q:村山君は都城をどんな町にしていきたいの?(M2坂本)
  ⇒都城がなんか好きで、もっと人と人とが出会って、コミュニケーションの出来る町にしたい。

Q:景観とか、いいとこある?
  ⇒水源の当たりとかがいいです。でも、僕のやりたいのはすんでいる人たちが盛り上がっていくことだから、観光客を対象に考えていない。



*最後に***
 ショッピング・モールが出来たりするのは雇用の問題もあり、市がしぶしぶ行うもの。
まず、バックデータを見ようかなと思います。それから考えられる部分を増やしていこうと思います。



事務連絡。
金曜のゼミは、シニアの青木さんによる博士論文
先週は八女の学外演習をしました。サザンクスと市町村会館を見た。
密度の詰まった演習だし、くる来ないの確認を。。。
参加欠席の表明を行うこと。
今週は早岐に学外演習にします。
5・30藤森さんがいらっしゃいます。聞きに行こう。
来週はジュニアゼミはお休み。
直方で「直方文化連盟」で講演。
文化庁タウンミーティング・長崎であるのに参加しませんか?
インドネシアの作家ブディアナさんが研究室を訪問なさいます。
6・8に彼と飲み会します。
6・15引越し。。。。6・20引越しパーティ。
6・20の3年の授業は休み。

再々ですが、8・26~9・14まで藤原日本不在です。

連絡網と、wwwとちゃんと構築してください。

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  • アルティザン・トーク【第19回】 2024年4月29日(月・祝)14:00〜16:00   語り手 平山貴之さん  とよくに農園代表 農業+哲学+アート 竹田市倉木在住
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