建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
5月16日(火)ふ印ジュニアゼミ 16:00~
参加者:藤原先生、高倉さん、D1李、M2坂本、蒲池、B4の3人
書記:蒲池
●イントロ●
・「おみやげ」の本きたよー。→あるといいなと思った本があるということは研究されているということであるから、ちょっと考えなくては…

・韓国のお土産は? あるけれども(日本ほどではない)お正月などは上の人から下の人への贈り物。今日の新聞に、教師に生徒や親から贈り物。「先生と王様と父は一緒」影も踏んではいけない。

●事務的連絡●
明日5/17、カオストーク「藤枝守×津田三朗」。八女で「めだか塾」
今週末5/20(土)八女学外演習 大学バスで。8:30~18:00 参加者募集
5/27(土)早岐の茶市
5/30(火)藤森照信先生の「デザイン文化論」集中講義 掲示板
6/3(土)直方市での講演
6/5(月)文化庁の仕事
6/10・11 文化経済学会 正装にて参加
・八女での九大・久留米大を巻き込んだサテライト大学事業展開?
・こどもの居場所づくり「シュタイナー教育に基づいて」
・DVD化したい映像がたくさんあるから、誰か…
☆8月のお盆前後3泊4日、富山県の利賀村インターゼミ 出来るだけ参加。
・イギリス調査旅行準備
・メーリングリストは坂本君

●藤原先生の研究●
研究者としての先生の全貌を、そして何を今後一緒にやっていくか。
先生「よく質問します!」ex.斉藤タカシ氏 質問力の向上のためのフィードバックシート。
質問、という形でなぞといていく。
■質問 
豊臣秀吉の時代からある博多織の後継者を育てるにはどうしたらいいのか?
博多港は自由港都市。中国から伝来。700年の歴史。将軍に献上。最近では30年で5分の1に。従業員は10分の1。(機械化もあるが)そもそも、織物とは糸の先染め、絣も。坂本君(ジャンボタニシ)のは後染め。博多折は先織り。

□アンサー 
・李さん;着物だけでなく色んな商品を作っていけば(バッグ等)いいのでは。→価格が高いのでは。後染めにすれば安価になるのでは?

先生:多くの伝統工芸の問題を抱えてきた。これまでのコンテクストを踏まえて。コンテクチュアー。イノベイト、提案していく。
事例1;博多織の織元と提携。博多織の学校が今年開校。京都などは既に行っており、後継者育成を行っている。博多織学校は、30名ほど集まった。12名入学、2年間の学習、年間100万円の授業料。30代の主婦や、機械業など色々な人々が集まった、そして生徒さんは独立、後継者希望。これまでの業界は徒弟社会だったが、各分野のエキスパートが講師になった組織である。このカレッジはNPO、つまり利益を上げることは必要とされない。これからやっていくべき道筋を示してくれたのではないかと考えており、八女市(手すき和紙)などに生かせるのではないか。持続可能な社会作り、必ずや維持されていき、特別頑張らずにもよい社会になってきたのではないか。鳥取大学の五島朋子さんへの博士論文への指導において、特別ではなく当たり前な芸術・文化、を研究のターゲットに、とアドバイス。
事例2;日田からいらした高倉さん、日田には大鶴、小鹿田焼(おんたやき)窯元が多く残っている。その昔、中国・韓国・朝鮮との戦争で窯元職人を多く連れて帰ってきた。イギリス人の方がここに居ついていた。そのイギリス人ブライアン・モーレン氏はオンタについて博士論文(書籍:FolkArtPottersOfJapan)を書いていた。エスノグラフィー(ひとつの村について密着して研究)
李さん:韓国語の「オンダ」は「誰かが来る、連れてくる」という意味があるので、何か関係があるのでは!?
事例3;長崎県、早岐(はいき)の茶市 400年の歴史しかないがシステムとしては長い歴史、基本は物々交換。価値の見極めが出来るコミュニケーション市。人と人のコミュニケーション等の緒言的なものが重要。インターネット社会はフラットすぎて相場・価値がおかしくなっている、例えばamazon.comで安く手に入れられるのはうれしいが重要な本が10円であったりする。
事例4;自分の研究で一番長続きするだろう研究、ジャパノロジー研究。日本研究。日本人がどう世界から見られてきたか。社会的に悠々と暮らしていた。明治16年までは銭湯(蒸し風呂)は混浴である、など。子供をとても大切にしていた、親や年長者を敬う。腰と肝を鍛える。日本語は繊細な言葉であり、お互いに言葉で上手にやりとりしてきた。ブルーノタウト氏、アレックスカー氏…先に述べたモーレン氏やM2蒲池がやっているギュンターニチュケ氏まで幅広く手がけている。

●これらの共通点、ものごとはこうあるべきと思われていたものを別視点から見る。デュアルビュー。

・目黒実氏「チルドレンズミュージアムをつくろう」
・スディアナさんからの読んでほしいバリの彫刻についてのジャン・クートの論文。日本の彫刻の精神性とインドネシアの彫刻の精神性について問われたが、宗教に阿った彫刻表現。相対化の視点を入れて読み込み、論じることが出来る。

●エンディング●
おんだ?小鹿田は当て字?韓国語から派生しているのかも。博多という言葉も韓国語から由来しているという話がある。
・先生が最近やった感動的なこと。伊勢神宮での講習会。式年遷宮による前社のヒノキの部分を使った文鎮をもらった。
・先生の行った国の数は、バングラに行ったことで66カ国になった。
・研究室名称としては「芸術文化環境論」
卒論生:自分で勝手にやってみてOK。軌道修正可であるから。
市川君「おみやげ物」について例えば太宰府の参道を調べてみるという仕掛け方もある。考古学ではなく「考現学」という方法論もある。村山君、宮崎県都城チャールズ・ランドリー氏の方法論の写真を撮る、ということを日曜日にやってきた。シャッター街(商店街)次週その写真をゼミで見せてください。「一番目立った樹木は→フェニックス」「町の中で目立つ店の業種→婦人服」「街中に人はいますか→日曜だが歩行者はいない」まちづくり3法による郊外型ショッピングセンター消滅、都心再生、クリエイティブシティーへの魅力作り。

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